インバウンド客獲得のカギは新鮮な「体験」?玉寿司が新業態・にぎり体験専門店をオープン

株式会社玉寿司は、インバウンド観光客が日本の寿司文化を学べる本格寿司にぎり体験専門店『寿司にぎり体験 浅草道場 Asakusa sushi making studio by Tsukiji Tamasushi』を浅草にオープンしました。

同社は2010年から『築地玉寿司 晴海通り店』で、1日1組限定のにぎり体験サービスを提供。その後、実施店舗を系列3店舗に拡大したものの、予約が殺到していたことを受け、今回、寿司にぎり体験に特化した専門店をオープンしたとのことです。

新店舗は、2月末まで寿司店として営業していた場所をそのまま体験専門店へとリニューアル。白衣を身に着け、リアルな職人体験ができます。玉寿司の熟練職人が講師を務め、にぎりの技術はもちろん、寿司文化の歴史や背景までを伝授。

寿司職人とともに通訳ガイドが入ることで言葉の壁をクリアし、個人旅行者も気軽に参加できるそうです。また、本わさびを擂って味わう体験や、職人の手技による包丁技術ショー、寿司ネタに合う日本酒ペアリングなど、幅広いプログラムが用意されています。

日本に住む私たちが当たり前に享受しているにぎり寿司のサービスも、インバウンド観光客にとっては見るもの・聞くもの・触れるもの全てが真新しい「体験」に。これからのインバウンド観光客獲得のカギを握るのは、こういった新鮮な「体験」なのかもしれません。「体験」提供の新業態へと大胆な舵を切った玉寿司に、今後どのような反響が寄せられるのか気になるマーケティング施策でした。

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