街中に突如現れた不思議なアイスの棒! その意図とは?

南米ボリビアの夏は、平均気温32度でなおかつ晴れの日も多く、とにかく暑さをしのぐための手段が限られた“灼熱の国”として知られています。そんなボリビアを代表するアイスクリームブランドのYucatánは、少しでも暑さをやわらげるべく視覚的に涼しくなる独自の工夫が施されたOOH施策を実施しました。

その手法とは、日中街中に現れる日陰に合わせてYucatánのアイスクリームの棒を貼り付けるというもの。少し離れてみると涼むための日陰がまるでアイスクリームのように見えるのです。ビルの影から揺れる木陰まで、街中のさまざまな場所が擬似的なアイスクリームとしてひとときの涼を提供している……知名度のあるブランドだからこそシンプルで、一目でわかる内容にこだわったのでしょう。

この施策を通じて同社の売り上げは1.8%増加し、25万を超えるインプレッションを獲得。テレビやSNSをはじめとした拡散性の高いメディアではなく、街中のなんでもない日陰を“媒体”として活用することで、少ない投資に対して十分すぎる結果を出すことができたようです。国や地域によって路肩や歩道の活用法は変わってきそうですが、ルール上問題ないのであれば試してみる価値はあるのではないでしょうか。

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