身近な「アレ」の正式名称とは?メルカリが9日間限定で「名前のわからないもの展」を開催

株式会社メルカリは、日常にあふれる名前のわからないものたちを集めた体験型施設「名前のわからないもの展」を、2024年8月20日(火)から8月28日(水)までの9日間限定で原宿にオープンします。

サービス開始以降、日本国内で累計30億品以上の商品が出品されているメルカリ。しかし、出品される商品の中には、正式名称が知られておらず、購入されないモノが数多く存在するといいます。また、商品名がわからないために出品さえされず家に眠っているものも多くあると考え、まだ使用価値のあるものを市場に循環させたいという願いから「名前のわからないもの展」を企画したとのことです。

「名前のわからないもの」の一例として挙げられるのは、ラーメンやうどん、そばなどの麺を入れて茹でたり、ザルを勢いよく振って湯切りしたりするこの商品。巷では「湯切り」や「麺ザル」などと呼ばれていますが、実は正式名称は「てぼ」といいます。同社が実施した調査によると「てぼ」の知名度は16%で、正式名称を知っている人はごく一部に限られているようです。

展示では、200点以上の名前のわからないものたちが大集結し、正式な名前や歴史などを紹介するギャラリースペースのほか、金魚すくいの金魚の代わりに、魚のかたちの醤油さし「ランチャーム」を泳がせた、「ランチャームすくい」などが楽しめるとのことです。

本イベントのアンバサダーには、再現ドラマで一度は目にしたことがある計3名の俳優が就任。「見たことはあると言われるけれど、名前は覚えられていない」3名が、名前のわからないもの展を応援します。

食パンの袋をとめるアレや視力検査に使うアレ…など、名前のわからないものが思った以上に世の中にあふれていることに驚きそうなイベント。すべてのものに価値があると気付かせてくれる施策で、家の中のものをもう一度見返すきっかけになりそうです。イベントのアンバサダーも「名前のわからない人たち」で固める徹底ぶりが見事な事例でした。

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