観光客に「銭湯のエチケット」を楽しく伝える京都のホテルサービス

京都のホテル「OMO3京都東寺 by 星野リゾート」が、ホテルから徒歩5分の距離にある老舗銭湯「日の出湯」とタッグを組み、レトロな銭湯文化に触れる体験「東寺銭湯びより」を2024年6月1日(土)にスタートしました。

ホテルでレンタルできる「らくらく銭湯セット(1,200円)」には、日の出湯の入浴券に加えて入浴時に必要になるせっけんやシャンプー、タオル、桶などの備品が一式含まれており、観光客でも気軽に銭湯へ訪れることができます。

また、セットには、銭湯店主のこだわりや裏話、入り方やエチケットがわかりやすく記載されたパンフレット「OMO×日の出湯 銭湯いろは」が含まれています。日本語だけでなく英語と中国語バージョンも展開し、京都に根付くローカルカルチャーとマナーを楽しく学べるきっかけづくりがなされています。

京都は古くからの銭湯文化が残る土地であり、レトロな銭湯が多くみられます。そんなディープな雰囲気を楽しみたいと多くの訪日外国人が訪れる一方で、日常的に利用している地元客との間に文化の違いによって問題が生まれることも。インバウンド客が多い京都の課題のひとつであると言えますが、パンフレットの配布によりローカル文化の理解を促進することで、問題の改善が期待できます。

地元の銭湯へ観光客を促し、ホテル周辺の地域を盛り上げるとともに、その先に生まれそうな問題に対してもしっかりとアプローチした施策がありました。

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