鴻池組が首都圏に広告展開「残念です。」の理由とは?

大阪市中央区に本社を置く株式会社鴻池組は、認知向上を目的として、首都圏を中心に企業広告を展開しました。

鴻池組は1871(明治4)年に大阪で創業され、2024年の今年で150年を超える総合建設業です。早くから日本各地での建築や土木工事を手掛け、現在では海外でも社会資本の整備に携わっています。

また、建築や土木領域に留まらず、建設業界ではいち早く環境技術の開発に取り組んできた企業です。そんな鴻池組が今回の広告施策を展開する背景には、残念なことに事業内容だけでなく社名自体も社会ではあまり知られていないという現状がありました。今回の広告では、その思いがストレートに表現されています。

「あなたに知られてなくて残念です。」

まずは、鴻池組(こうのいけぐみ)という社名そのものを知ってもらいたい。そして、鴻池組の企業理念やさまざまな取組みを知ってもらいたい。切実な現状への思いが、直球でつづられています。

掲出場所となるのは、日本橋、新橋、銀座、新宿三丁目、高田馬場、表参道、大手町など、東京メトロ主要駅52カ所と6月中旬から予定されている東京駅八重洲口北と南北通路へのサイネージです。

開催まで1年を切った大阪・関西万博も携わる鴻池組が、首都圏で自社の存在を大きくアピールする広告展開の実施。開催が近づくにつれ、首都圏在住の人も自然と大阪や関西への意識が高まるタイミングを見越して、本社のある大阪ではなく、首都圏での広告展開によって社名と事業内容の認知拡大をはかっています。

せっかくの広告展開であれば、自社の良いところを全面的に押し出したいところ。しかし、いちばん残念な部分を広告のコンセプトに据えた思いきりの良さが、逆に歴史ある企業や事業内容の堅実さとのギャップを生み、効果的に認知拡大をはかる施策となっています。

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