醸造家の“もう一つの夢のビール”、スーパーリアリズムの巨大広告「超絶技巧美術館」

サントリーは、2023年11月14日(火)から数量限定で発売中の「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2023」を記念した広告の掲出を実施。ビール醸造家の卓越した技術や情熱といったものを表現した、美術館風の巨大広告「超絶技巧美術館」を、12月4日(月)から10日(日)までの期間、新宿駅構内に掲出しました。

同商品は「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」の特長である“多重奏で、濃密。”な味わいを実現する「ダイヤモンド麦芽使用」「トリプルデコクション製法」「銅炊き仕込」はそのままに、サントリーシングルモルトウイスキー「山崎」 に使用した樽で熟成させることにより、“満ち溢れる余韻と重厚な香り”を実現しています。

また、トリプルデコクション製法とは、仕込釜で麦芽を煮出し、濃厚で芳(こう)ばしい麦汁を抽出する「デコクション」を3回にわたり、実施する製法のこと。そうして山崎原酒樽で熟成させた、醸造家の“もう一つの夢のビール” 「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2023」を表現するのにふさわしい手法を模索して今回の広告掲出が企画されました。

今回の広告では、クリエイターたちが、「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム〈山崎原酒樽熟成〉2023」の商品ボトル・グラスを、膨大な時間と緻密な技術により克明に描写する“スーパーリアリズム”という手法を用いて、まるで写真であるかのように見えるリアリティと存在感のある絵画ポスターに仕上げて展示されました。

制作クリエイターは、二人。乃木画家さんは、化学メーカーで勤務する傍ら、趣味として主に鉛筆画や色鉛筆画を制作しています。YouTubeでみたリアルな鉛筆画動画に感銘を受け、独学で技術を習得。個展「乃木画家展」および「乃木坂46イラスト展覧会」の主催や、パリ、ニューヨークの美術展覧会への出展のほか、各種メディアにも取り上げられています。片桐剛さんは、洋画家として個展・グループ展を中心に活動しています。ふるさとの風景展 奨励賞、栃木県芸術祭 奨励賞、芸術空間展 銀賞、文星芸術大学卒業制作展 奨励賞、第7回宇都宮エスペール賞など多くの受賞歴を持っています。

掲出場所では、異なる技法を用いた2枚の絵画ポスターを展示。さらに、QRコードを活用した音声ガイドや制作風景のタイムラプス映像、展示作品を解説したパンフレットも設置し、駅にいながら、まるで美術館に訪れたような空間が演出されました。

膨大な時間と緻密な技術により克明に描写する“スーパーリアリズム”という手法を用いて、まるで写真であるかのように見えるリアリティと存在感のある絵画ポスターに仕上げて展示。さらに、より美術館としての体験ができるように音声ガイドなど徹底した空間演出がなされました。広告掲出に触れた人々には、その場所で体感した作品や展示の完成度と同じく、商品自体のこだわりや徹底ぶりを実感したことでしょう。ユニークな広告掲出ですが、だからこそ商品の良さや価値を体感させる施策へとつながっている事例といえそうです。

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