犬が起こした事故はいつだって人間のせい 欧・マナー啓蒙事例
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を経て、世界的にペットを飼う家庭が増えたと言われています。日本でもテレワークや“おうち時間”の普及に伴い、犬や猫をはじめとしたペットを迎え入れた方も多いのではないでしょうか? そんな中、ペット慣れしていない飼い主の不注意による事故も増えているという残念な話もあります。ふと目を離した隙に物を壊してしまったり、時にはきちんとしつけがされていないことが原因で他人を傷つけてしまったり……そんな事態の撲滅を目指すため、アイルランド政府の下部組織である地域コミュニティ開発局(Department of Rural and Community Development)は、主に犬を飼っている人に向けたマナー啓蒙施策を公開しました。
“Your Dog is your Responsibility(あなたの犬のしてしまったことはあなたの責任です)”というタイトルの施策は、2本の動画と2種類のプリント広告によって構成されています。思わずハッとしてしまうようなタイトルのとおり、動画では散歩中に不用意に犬のリードを外してしまった結果、犬が農家の羊や民家の庭先にいた子どもを襲ってしまう事故の様子が描かれています。
たとえ他人を傷つけたのが犬であったとしても、その責任を負うべき存在はあくまでも飼い主であり犬に罪はないというメッセージを訴求しつつ、軽い気持ちで取った行動がとんでもない結果を招いてしまう可能性があることを力強く訴えました。遠く離れたアイルランドで公開された施策ではありますが、国境を越えたすべてのペットの飼い主が心に留めておくべき普遍性を持った事例でした。
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