宝石を選ぶようにワインを選ぶ「JEWELS OF THE NEW WORLD」が紡ぐ物語

日本リカー株式会社が取り扱うチリワイン「コンチャ・イ・トロ」は、2024年3月19日(火)に同社の新しいファインワインのコンセプト、「ジュエルズ・オブ・ザ・ニューワールド」のイベントを実施しました。

コンチャ・イ・トロは、チリ、マイポ・ヴァレーに本拠地を構えるラテンアメリカ最大*のワイン生産者です。「ジュエルズ・オブ・ザ・ニューワールド(新世界の宝石)」は、同社がアジアと中東におけるファインワイン戦略の未来を定義する新しいコンセプトで、コンチャ・イ・トロがチリ、アルゼンチン、カリフォルニアの極上のテロワールから選んだファインワインをアメリカ大陸、アジア原産の貴重な宝石とペアにして、宝石を選ぶようにワインを選ぶという新しい体験の提案となっています。

ワインも宝石も、どちらもその土地特有の条件から生み出された自然の驚異であり、石に秘められた深い意味は、それぞれのワインが持つ本質と結びついています。

今回、都内で開催された体験型の発表会では、チリの「アメリア」、「カルミン・デ・ペウモ」、「テルーニョ」、アルゼンチンの「トリヴェント エオロ」に加え、日本最古のワイナリーの系譜をもつシャトー・メルシャンとコンチャ・イ・トロの協同プロジェクトによって誕生した、「シャトー・メルシャン 岩出甲州 アミシス」が日本の主要な業界のパートナーやメディアに披露されました。当日、ゲストは貴重な宝石で飾られたきらびやかな世界へと誘われました。

また、イベントでは、コンチャ・イ・トロのワインメーカーであるイサベル・ミタラキスと、アジア・パシフィックおよび中東地域のディレクターであるガイ・ナッシーが、それぞれの宝石とワインにまつわる多感覚的な物語を語り、ジュエルズとワインのコンセプトにインスパイアされた料理とペアリングされました。

各ワインブランドと宝石とのペアリングは下記の通りとなっています。

ワインブランド「Carmin de Peumo(カルミン・デ・ペウモ)」には、宝石ロードクロサイトを組み合わせ、ペアリングにより復活&幸福感をイメージ。

強い直観力、精神性、活力を与えるロードクロサイトの石は、チリでのカルメネールの復活と幸福感を表現しています。カルミン・デ・ペウモは、チリを代表する品種カルメネールを、世界トップクラスの技術によりコンチャイトロが最大限に表現したワインです。ペウモは、昼は暑く、夜は寒いという、カルメネールを造るのに最適な気候のバランスを備えている産地で、一度途絶えたとされていたこのブドウをチリで復活させたのは、コンチャ・イ・トロのワイン造りの技術と情熱の証です。

ワインブランド「TRIVENTO Eolo(トリヴェント エオロ)」には、宝石トパーズを組み合わせ、ペアリングにより知恵&時間をイメージ。

トパーズは、真の賢者の中に輝きを放つ知恵と富、幸運、真実性という時代を超越したかけがえのない宝を解き放ちます。

トリヴェントエオロは、ルハン・デ・クージョのエオロ・ヴィンヤードで造られています。エオロという名前は、ギリシャ神話に登場する風の守護神にちなんで名付けられました。1912年以来、このブドウ畑の土壌、気候、風、水は、エオロが生まれるテロワールの真の表情を明らかにしてきました。

ワインブランド「Amelia.(アメリア)」には、宝石ラピスラズリを組み合わせ、ペアリングによりバランス &表現力をイメージ。創造性と自己表現への頌歌であるラピスラズリの石は、自然の美しさを称賛し、このワインのバランスの素晴らしさを表現しています。

太平洋からの澄んだ空気が流れ、アタカマ砂漠に近接するリマリ・ヴァレーは、類まれなフレッシュなワインを造るための条件を備えています。冷涼な気候で、海の透明度と土壌の複雑さが極端なこの産地では、世界的にも評価の高いシャルドネとピノ・ノワールを生み出しています。

ワインブランド「TERRUNYO(テルーニョ)」には、宝石オパールを組み合わせ、ペアリングにより多様性&職人技をイメージ。幸運へ導きと崇拝されているオパールに見られる万華鏡のような色は、テルーニョのマルチ・オリジンの幅広さと多様性を表しています。

コンチャ・イ・トロの非常に優れたテロワールから生まれるテルーニョは、チリだけではなく、アルゼンチンのブドウも使用して造られるマルチ・オリジナル (複数の原産地を持つ)のプレミアムワインです。この先見の明があるワインは、手作業で造られ、ブドウ畑での職人技の仕事を称えています。

ワインブランド「Château Mercian Amicis(シャトー・メルシャン アミシス)」には、宝石ジェイドを組み合わせ、ペアリングによりフィネス&エレガンスをイメージ。繁栄、幸福、長寿を意味する翡翠(ジェイド)は、「日本を世界の銘醸地に」を目指し、145年にわたり日本ワイン発展に邁進してきた、シャトー・メルシャンのひたむきに重ねられてきた探求と挑戦の歴史、ヴィジョン実現への想いを表現しています。

「日本庭園」のような調和のとれた、フィネスとエレガンスを目指したアミシスは、甲州ブドウの持つ特徴的な清らかな柑橘の香りは活かし、海外の方にはあまり知られていない甲州の魅力をより引き出すために、糖と酸のバランスを意識してブレンドされています。

ワインと宝石の物語性をリンクさせて、新しい価値を持たせるブランディング。それぞれのワインと宝石のコンセプトストーリーがていねいに紡ぎ出され、その世界観に魅了させられる仕立てとなっています。

「JEWELS OF THE NEW WORLD」は、今後アジアと中東で展開される中長期的なプログラムとされていて、新しいワインの楽しみ方のアプローチとして、注目していきたい施策となっています。

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