QRコードから人が「デテクル」動画とAR技術の掛け合わせで人材不足を補う時代?

株式会社MuuMuは、QRコードをスマートフォンで読み取ると、画面越しに人が出現するコンテンツを簡単に作成できるサービス「デテクル」を発表しました。人の動画とAR技術を組み合わせることで、まるで実際に人が目の前にいるかのような対面感を持たせ、わかりやすく感情が伝わる案内、説明、PRなどを行うことができ、観光案内、宣伝広告、名刺、エンタメなど幅広い分野で活用が期待されるサービスとなっています。

すでに自治体・観光用途として、佐賀県吉野ヶ里遺跡の発掘調査イベントであるナゾホルよしのがり「オープンエア・ミュージアム」に初導入されています。オープンエア・ミュージアムは、進行中の発掘調査現場をそのまま屋外展示空間として一般来場者へ公開する試み。調査現場に設置されている解説ボードに表示されているデテクルのQRコードを読み取ると、スマートフォンの画面越しに調査員が出現し、調査状況を解説してくれます。

QRコードが人がでてくる!「デテクル」 サービス紹介

QRコードをスマートフォンで読み取ると、画面越しに人が出現するコンテンツを簡単に作成できるデテクルは、対人接客に関わるさまざまな課題(人手不足、わかりやすい説明、外国人向けなど)を解消するのに役立つサービスとなっています。

まず、表情と音声で気持ちを込めた案内が可能です。音声中心で情報を伝えるため、文章を読む手間が省け、快適な案内ができます。AI字幕生成機能を使用して音声字幕を表示することで、音声を視覚的に補足し、音漏れに注意を払った利用も可能となっています。このAI翻訳機能は、多言語字幕を自動生成することができるため、インバウンド需要にも対応できます。

さらに、対面では同時に数名の案内が限度となりますが、デテクルでは大人数の案内も可能です。チラシ、名刺、パッケージなどの印刷媒体、WEB、SNSなど不特定多数をターゲットに利用することができます。専用アプリは不要で、QRコードを読み込むだけで再生が可能というお手軽さを実現しています。

スマホの保有率は全世代わたる現代において、QRコードはさまざまな利便性をもたらしています。こちらは、QRコードをスマホに読み込ませることで、人が画面上に飛び出してくるコンテンツがつくれるサービス。定型の紹介アナウンスなど対面感を持たせながら人員を配置しなくてもよいサービスは、今回紹介の吉野ケ里遺跡のような展示施設やイベントなど、使い方の工夫によってあらゆる場面で需要がありそうです。

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