「パンどろぼう」の柴田ケイコの新刊絵本は、毎日の料理にお疲れ気味な大人にも沁みるストーリー
累計180万部越えの超人気シリーズ「パンどろぼう」の著者・柴田ケイコによる新たなキャラクターが誕生しました。
その名もパンダの「おさじ」くん。ちいさな、ちいさなおさじくんが、ハッピーと謎のパンダ道具をお届けしていくシリーズで、第1作となる『パンダのおさじとフライパンダ』が刊行されました。登場人物のひとり「クーさん」は、近ごろ料理を楽しめない料理人。疲れた表情ため息ばかりついているので、クーさんのレストランはガラガラ。
「毎日やっていることだけど、楽しめない時がある」
でもそんな時に、ちょっとした変化が起きれば大切なことに気がつけるのかもしれません。この絵本ではそんな変化を、ちいさなパンダのおさじが巻き起こしてくれます。
まず一つは、呪文! アポパイ、ポコパイ……なんだか口に出してみたくなる、語感とリズム。おさじがおどりながら唱える呪文は、聞いても唱えても楽しい気持ちにさせてくれます。そして二つめは、かわいくておいしそうなパンダ料理! 呪文のあとにフライパンダのふたをぱかっと開けると、
どんな料理もたちまちパンダ料理にしてしまうのです。
・プロモーション映像
出版不況、そして少子化が続いているなかでも、近年、児童書は好調に売上を伸ばし、2021年版出版指標年報によると、その35.5%を占めているのが絵本です(※1)。さらに、従来の絵本の枠を超える作品の増加が、それをけん引しているとも言われています。子どもだけでなく、大人も読んで楽しめる絵本や作品テーマの多様性が、新たな読者を獲得している絵本市場。
そんななかで、パンダの「おさじ」くんは、子どもが楽しめる歌とリズムに加えて、日々のお料理にお疲れ気味の大人の心にも「ちょっとしたことで毎日は楽しくなる」というメッセージを届けてくれています。子どもと大人、どちらにも届く絶妙なさじ加減、単純なようで難しいところをうまくすくいあげている手腕はお見事です。
・※1出典元:絵本市場のいま 少子化でも売上好調な理由とは?コロナ禍におけるプロモーション事例も紹介(図書印刷株式会社)
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