吸ったら乗るな、乗るなら吸うな! 大麻使用運転の危険性を説いた動画
米国運輸省道路交通安全局(以下NHTSA)は、ドラッグを服用して運転することの危険性を説き、大麻などが合法化されている一部の州においても常に安全運転を心がけるよう呼びかけた啓蒙動画を2種類公開しました。
動画では、ドラッグそのものの使用にフォーカスを当てるのではなく、あくまでもドラッグと運転の組み合わせが危険であるということを論点にしています。
「Not Camping Day(今日のキャンプは中止)」というバージョンでは、仲の良い4人組がキャンプの準備をしているシーンからはじまり、テントや寝袋、ピクニックシートなどの荷物を車に詰め込みながら、集まったメンバー全員は大麻を吸っている様子を映し出します。
いざ出発しようと車に乗り込んだ一行ですが、ここではじめて誰も運転ができる状態ではないことに気付きます。助手席に座った男性が「あれ、今日君が運転するんじゃなかったの?」と後部座席に向けて聞くと「いや、僕はてっきり君が……」と返し、責任のなすり付け合いに発展しますが、最終的には全員笑い出して、自宅の庭先でキャンプごっこをすることになりました。
最後は、「IF YOU FEEL DIFFERENT, YOU DRIVE DIFFERENT(気分が違うと、運転も変わる)」というキャッチコピーで幕を下ろし、アルコール同様どちらか一方しかできないことを表現しています。
ハウスパーティーで大麻を吸いながら踊る男性が主人公のバージョンでは、突然主人公がカメラ目線で語りかけるメタ演出が施されたものに。
「僕は広告に出演しているただの役者さ。僕に与えられた仕事は、残り12秒の間で君たちに大麻と運転を組み合わせてはいけないというメッセージを伝えること。気分が違うと、運転も変わるからね」と言い、車社会のアメリカにおいて、運転を伴うハウスパーティーの際には大麻の使用を控えるようシンプルに伝えています。
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