予定を断る本当の理由は……? 目に見えないDVの抑止を訴えたアルゼンチンの啓発動画
アルゼンチン・コルドバの州政府が、女性に対して向けられる非暴力的なドメスティックバイオレンス(以下、DV)の啓発とその抑止を訴えるため、友人との約束を断る電話のやりとりが、本当は夫から強要されていたというシーンを描いた動画広告を公開しました。
「みんなごめん! 今日はちょっと出かけられそうになくて」と残念そうな表情でスマートフォンに語る女性の姿から動画ががはじまり、「今日はすごく疲れちゃって、できれば家にいたいんだよね」や「仕事が忙しくて、今日は行けそうにない」「すこし身体がだるくて、風邪気味かも」といったさまざまな理由を述べながら友人からの誘いを断る4人の女性の姿が描かれます。
各々の事情で予定のキャンセルを告げているのかと思いきや、カメラがゆっくりと引くとスマートフォンを持っていたのは本人ではなく男性であり、誘いを断るように促していたことがわかります。
画面には「彼があなたの人生を支配する行為もまた、暴力です」というキャッチコピーが映り、さみしさと不安が入り混じったような表情を浮かべた女性の姿で動画は幕を下ろします。
あざや怪我などの目に見えない形でもDVは存在し、外から見て気づきにくいケースが多いからこそすぐに通報してほしいというメッセージを表現しました。
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