貧困が原因でコロナの感染対策が行えない人々の悲痛な叫びを描いた動画

貧困問題や教育に特化した国際NGO・Global Citizenは、”Advance Equity for All(平等の定義を進化させよう)”というコンセプトで、経済的理由でコロナ禍の感染症対策を実施できない貧困層のリアルを描いたWeb動画を公開しました。

“Following health guidelines shouldn’t be wishful thinking(健康ガイドラインに従うことが「できたらいいのに」で済んではいけない)”という力強い言葉とともにはじまる動画は、劣悪な労働環境や路上生活者の人々にフォーカスし、感染予防に取り組みたくても取り組めない現状を紹介しています。

窓のない薄暗い室内で裁縫仕事を行う女性は「換気がされていない場所で働きたくないのに」とカメラに向かって訴え……。

複数の2段ベッドが立ち並ぶ部屋で1人佇む別の女性は「大切な人だからこそ今はちゃんと距離を取りたいのに」と言葉を漏らします。

トラックの荷台に乗っている男性は「他の人と一緒に通勤したくないのに」と訴え、路上生活者と思われる別の男性は「自分自身を守るための物資があればいいのに」と語ります。映像の方では道端に溜まった雨水で手を洗う姿や、ゴミ袋をマスク代わりに顔に巻いている姿を映しています。

貧困に悩むのは発展途上国の人だけではありません。映像が最後に映すのは「家に住み続けたいだけなのに」とカメラに語る白人男性。一般的な家庭で一般的な仕事に就いていた人であっても、新型コロナウイルス感染症の影響で、ある日突然失業してしまうことだって有り得る現実を生々しく描いています。

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