持続可能な未来のため、英IKEAが家具の「解体説明書」を公開

イギリスのIKEAがHPで公開しているのは、人気商品BILLY(「ビリー」という本棚)の“解体のしかた”を記した説明書。組み立て時の説明書と同様、必要な工具から作業の工程まで、全てイラストで分かりやすく描かれています。

IKEAは低価格を維持するため、家具を購入した人が自ら組み立てを行うようになっていますが、今回の取り組みは、持続可能な未来の実現に向け、使用済みの家具についても自分で解体できるようにすることで、人に譲ったり、自分でメンテナンスして再利用したりするなど、処分する以外の道を用意するのが目的です。

HPにはBILLYの他に、POÄNG(ポエング)、MALM(マルム)、BRIMNES(ブリムネス)、LYCKSELE(リクセーレ)、PAX(パックス)の売れ筋5商品についても解体説明書が公開されています。

他にも、IKE Aでは、製品のリサイクル、リユースを進めるべく、店舗での買取サービスも実施しています。こちらは組み立て済みの家具を状態に応じた金額で買取り、修理・塗装を施してアウトレットで販売するというもので、家具を大切に、長く使ってほしいというIKEAの思いが込められています。

IKEAは「ピープル・アンド・プラネット・ポジティブ」と題したサステナビリティに関する戦略を掲げ、2030年までに実現することを目指しており、本施策の他にも、リサイクル可能な原材料を使った製品の開発、使い捨てプラスチックの段階的な廃止などの施策を通じて、気候変動、持続可能な消費などさまざまな課題に取り組んでいくことを発表しています。

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