収入によって受けられる医療の格差を浮き彫りにした、イタリアの民間団体の動画
貧困層に向けた医療サービスの提供・普及を目指すイタリアの民間団体Emergencyが、収入によって受けられる医療の格差を描いた動画を公開しました。
緊張した面持ちで、なにかを待っているさまざまな人種・文化的背景を持った人たち。しばらくすると、部屋のなかから出てきた白衣の人物に次々と呼ばれて行きます。
診断結果を聞き、それぞれ異なる表情を浮かべる人たち。画面上には「今世界中にいる35億人もの人々が、経済的理由から適切な医療サービスを受けられないでいます」との説明が。
収入によって本来治療可能な疾病の治療も当たり前に受けられないというメッセージのあとには、最終的には「病気は差別をしない。だからこそ医療サービスもみなに平等であるべきではないのでしょうか?」というキャッチコピーで締めくくられる本動画。
貧困が生活水準に、そして医療という人間が生きていく上では避けては通れないものを左右してしまうことを、示しています。
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