結婚の自由をすべての人に。「#いいふうふの日キャンペーン」オリジナル動画

一般社団法人「Marriage For All Japan —結婚の自由をすべての人に(以下MFAJ)」が、日本で「いい夫婦の日」として親しまれている11月22日に合わせて、大型SNS企画「#いいふうふの日キャンペーン」を開催しました。性別に縛られず、全ての人が結婚するかしないか自由に選択できる社会を目指しているMFAJ。今回のキャンペーンでは、Twitterで「#いいふうふの日」を広めると共に、オリジナル動画「いいふうふの日」を公開し、様々な結婚の自由を皆で考えていけるよう、日本中にメッセージを送っています。

祝福の声が集まったビデオレター

今日はあるカップルの結婚式。会場では大きな拍手が鳴り響き、参列者たちは笑顔で祝福しています。

ストーリーは「おめでとうコメント」を集めているビデオレターというカタチで、参列者たちの声が次々と映し出されていきます。こちらは新郎の職場の同僚たち。「お相手がね、ビックリですよ~。」と話すと共に、「好きな人いるって言ってよ~」と二人で茶化し、明るい笑顔で祝福しています。

続いて、昔からの幼馴染。「おまえが長いこと付き合っている人がいるなんて俺知らなかったから、結構ビックリしました」と話しつつ、「すげぇ嬉しそうにしている顔見ていたら、今日はほんと呼んでもらえて良かった。」「お前はすごいいい人見つけたんだなって思いました。」と、祝福の声を贈っています。

こちらは、新郎の職場の上司。彼らの職場では、ちょうど新しい結婚制度ができたそうですが、こういった式に出るのは初めてとのこと。少し戸惑いも滲ませつつ、「ヒデくんも落ち着くことだし、仕事のほうもしっかり頑張っていただきたいと思います。」とエールを送り、「結婚、おめでとう。」と祝福しました。

“ふうふ”になった二人

ビデオレターは、この後も様々な参列者たちの祝福の声が続きます。

こちらは、今回の結婚式の相談を受け、親戚を取りまとめてくれた従妹。無事に全員が集まってホッとしたのでしょうか。「この幸せを、いつまでもお二人で大事に、大事にしてください。」と、涙ぐみながら祝福しています。

そして最後は、新郎の両親もビデオレターに登場。母親は、結婚の話を聞いたときは戸惑ったものの、こうしてたくさんの人たちに祝福されていることに感動し、「本当に嬉しい」と泣いて喜んでいます。そして父親は、これまで周囲の人に言えなかった息子に「気が付いてあげられなくて悪かったね。」と声をかけ、「お父さん、本当に嬉しいよ。ヤス君、どうかヒデのことずっとよろしくお願いします。」と、温かなメッセージを送りました。

こうして視聴者もカップルのイメージが湧いてきたところで、いよいよご本人たちが登場。実は、この動画の結婚式は、同性婚の法制化が実現された日本を想定して制作されたものですが、幸せそうな二人の表情を見ていると、「2人で一生を共に生きていきたい」という気持ちは同性カップルも異性カップルも変わらないことが伝わってきます。

「性別にとらわれず、すべての人が愛する人と結婚できる社会へ。​そして、そんなふたりを誰もが祝福できる日本にしたい」…そんな想いを込め、SNSとオリジナル動画で日本中にメッセージを送ったこの事例。ビデオメッセージというカタチによって、周囲の人たちがはじめは戸惑いつつもやがて受け入れ、今では心から祝福している様子がリアルに表現されています。あたたかな気持ちになると共に、日本の結婚の在り方についても考えされられるオリジナル動画「いいふうふの日」のご紹介でした。

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