私たちの手には王冠、そしてティアラ。国際カミングアウトデーに向けたバーガーキングのCSR
Case: Crowns and tiaras
バーガーキングが南米コロンビアで展開したCSRキャンペーンをご紹介。
自らのセクシュアリティ(性的指向)をカミングアウトしたLGBTQの人々を祝福する「国際カミングアウトデー」にあわせ、同社のシンボルである“王冠”と“ティアラ”をあしらったメッセージポスターを製作。「わたしたちは王冠だけでなく、ティアラも持っています」というメッセージとともに、あらゆる生き方が祝福されるべきであると訴えたのです。
ポスターに映っているのは、さまざまなジェンダーの人々。
人の数だけ生き方があり、愛のかたちがあることを、最小限のコピーとともに力強く訴えています。
ポスター製作を手掛けた広告会社・Fantásticaの代表、ダニエル・ベルムデス氏は次のようにコメントを寄せています。
コロンビアでは、自分自身のセクシュアリティを公にすることがまだ容易ではありません。私たちの間にある偏見を越え、社会として前身させるため、バーガーキングというブランドがメッセージを発することがとても大切だと考えました。
どんなセクシュアリティの人々にとっても、日常のささやかな安らぎや幸せを感じられる場所であるということ。多くの人々が日常的に利用するハンバーガーチェーンだからこそ、大きな説得力を持つポスターに仕上がっています。
日頃は過激なプロモーションで話題を集めるバーガーキング。しかし大事なときこそ、しっかりと前を見据えてメッセージを伝える。そんな真摯な側面を感じさせるCSRでした。
(via Ads of the World)
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