今年のブラックフライデーはサステナブルに。カナダIKEAによる使用済み家具の下取りキャンペーン

#BuybackFriday

アメリカやカナダで毎年11月の第4木曜日(感謝祭)の翌日に行われる、年に一度の大セール「ブラックフライデー」。最近では日本でも認知度が上がり、たくさんの小売店が大々的なセールやイベントを開催していますね。

店側にとっては集客・売り上げアップにつながり、消費者にとってもさまざまなアイテムをお得に購入できる嬉しい日ですが、一方で安いからといって不要なものを購入したり、その結果まだ使えるものを捨ててしまったり、ということにつながっているのではないでしょうか。

そんな「大量消費」問題にスポットをあて、新しい取り組みを発表したのがカナダのIKEA。同社は今年のブラックフライデーイベントとして、顧客が持ち込んだ使用済みのIKEA製品を買い取り、再利用するというアイディアを打ち出しました。

キャンペーン動画では、IKEAのヒット商品であるBILLY(本棚)が、さまざまな家族のもとで大切に使われていく様子が描かれています。ひとつの場所で役割を終えると、その思い出とともに次の家へ。使わなくなったからといって、家具としての価値がなくなるわけではない、というメッセージが伝わってくるようです。

かねてよりサステナビリティや気候変動対策に力を入れてきたIKEAは、すべての製品に対し、設計する段階から別用途での使用、修理、再利用、再販売、リサイクルを想定し、廃棄物の発生を可能な限り減らすことを目指しているといいます。

同社によると今回のキャンペーン中、下取りに出された家具は状態をみて査定し、その金額をIKEAで使えるポイントとして還元する仕組みだということです。

(via IKEA)

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