オーストラリアの地方消防局がタイムズスクエアの屋外広告をジャックしたワケ
Case:NSW Rural Fire Service
オーストラリアのニューサウスウェールズ州(NSW)の地方消防局が、ニューヨークのタイムズスクエアに掲載したサイネージ広告をご紹介。
同局は、Silvercastから寄贈された約20mのデジタルサイネージを使って、15秒の広告映像を作成。デジタルサイネージには、最初は森の様子が映っていますが、次第に火事が起こります。「このデジタルサイネージよりも高さのある山火事と戦うことを想像してみてください」という一文と共に、タイムズスクエアの明るい照明が炎に包まれていきます。
映像の最後には、「オーストラリアを守ってくれる勇敢なオーストラリアとアメリカの消防士、そして世界中からの支援に感謝します」と感謝のメッセージが綴られました。
同局によると、今回の山火事に当たり、個人や大企業、海外の消防パートナー、コミュニティなど、あらゆる分野からサポートを受けたとのこと。その好意に対し、デジタルサイネージを使って「ありがとう」と伝えたかったといいます。
世界中の支援と、30年ぶりの大雨によってなんとか収束を迎えたオーストラリアの山火事。PRとは異なる目的でのサイネージ広告の利用事例でした。
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