ゴミをネックレスにした動物たち!? モザンビークファッションショーが訴えるプラスチックごみ問題

Case:Unwanted Fashion

海に捨てられたゴミによって、毎年10万匹以上の海洋動物が死んでいるという現状があります。なかでも、モザンビークでは、ホリデーシーズン中にビーチにポイ捨てする悪い習慣が見受けられます。

そんななか、12月4日の「世界野生生物保護デー」に、モザンビークファッションウィークが“the Unwanted Fashion(望まないファッション)”と銘打ったキャンペーンを実施しました。本キャンペーンでは、海に捨てられたゴミをアクセサリーとして身につけた動物たちがインフルエンサーとして登場。インスタグラムにはそれぞれのアカウントが作成されました。

画像からわかるように、まるでネックレスを身につけるかのようにビニール袋やタイヤなどのゴミを動物たちが首にまとっている姿が投稿されました。

また、オンラインでの取り組みに留まらず、ペットボトルのキャップを利用したランウェイでのショーや、リサイクル素材で作られた海洋動物や木の彫刻の展示など、リアルイベントの取り組みも行われました。彫刻のライティングをソーラーパネルで照らすなどの工夫も見られ、全部で1トン以上のプラスチックが使われたそうです。

あらゆる業界で関心が高まっているプラスチックごみ問題。ファッションの現場では、クリエイティブな切り口で現状と改善が訴えられていました。

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