同じ商品なのに値段が違うのはナゼ?工夫を凝らしたパッケージでピンクタックス問題を提起

Equalicare

商品やサービス全般に関し、市民から幅広く相談を受け付けているドイツの消費者センター・Verbraucherzentrale Hamburg e.V.が『ピンクタックス』に対する啓発キャンペーンを実施しました。

ピンクタックスとは、同じような製品でも女性向けの方が男性向けの物よりも平均7%ほど値段が高く設定されているこという事実。しかも男女の賃金格差(女性の賃金は男性に比べ2割程度低い)もいまだ存在しているため、女性は経済的に大きな負担を強いられています。

このことを多くの人に知ってもらうため、Verbraucherzentrale Hamburg e.V.がオープンしたのが『Equalicare』というポップアップストアです。

店内にはブルーのパッケージ(=男性用)とピンクのパッケージ(=女性用)の保湿クリームが置かれていますが、ピンクの方はブルーよりも2ユーロも高い値段。

また、商品の裏側は表とは反対の色がデザインされており、中身は全く同じであるにもかかわらず、パッケージが違うだけで値段に大きな差が出ることを示唆する仕掛けになっています。

普段何となく見過ごしてしまいがちなピンクタックスに焦点をあて、男女格差を改善していこうと呼び掛けるキャンペーンでした。

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