インド チョコレートブランドによる多様性を謳う新聞広告
Case: Cadbury Unity Bar
インドでは今なおカースト、言語、宗教、地域によって分類され、国民の間で不必要な偏見や差別が根強く残っています。
大手菓子メーカー・キャドバリーは、新作チョコレートバー“Unity Bar”の発売にあたって、インドでユニークな新聞広告を打ち出しました。それがこちらです。
Whoa!! Well done, Cadbury’s (and Ogilvy), using a Kannada headline in the Mumbai edition, Telugu headline in the Delhi edition and a Marathi headline in the Bengaluru edition. Point made beautifully! Lovely idea that turns our usual Hindi-centric advertising on its head 🙂 pic.twitter.com/XXXCdlcskG
— Karthik (@beastoftraal) August 15, 2019
同社はインドの独立73周年の日に、日刊紙The Economic Timesに“Unity Bar”の広告を掲出。
見出しをカンナダ語、テルグ語、マラーティー語で記載するという広告を打ち出しました。そして、「上記の見出しは誤植ではありません。カンナダ、テルグ、マラーティー語です。“私たちが団結すると、甘いことが起こる”と書いてあります」という説明だけ付け加えたのです。
“Unity Bar”には、1つのチョコレートバーにダークチョコ、ブレンドチョコ、ミルクチョコ、ホワイトチョコの4種類のフレーバーが入っていて、多様性を祝福するメッセージが込められています。
チョコレートの甘さを人の優しさ・寛容さに見立てたクリエイティブな新聞広告でした。
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