ナビアプリに事故現場を表示。ブラジルビールメーカーによる飲酒運転防止キャンペーン

Case: ThrowBackCrash

ブラジルは世界でも有数のビール消費国といわれていますが、飲酒運転率の高さでもトップクラスなのだそう。当局は飲酒運転の厳罰化などの措置をとっているものの、アルコール摂取が原因の交通事故は後を絶ちません。

特にカーニバルの時期には街全体がお祭り気分になってしまうため、普段と比べて酒量が増える傾向に。そこで同国のビールブランド・Brewdog Beerは、多くの人が集うカーニバルが開催される3月に飲酒運転の危険性を啓発するキャンペーンを行いました。

同社が注目したのは、ドライブの時に使うナビアプリ。アプリの地図上に、過去にその場所で起こった飲酒による交通事故の情報を表示させたのです。また事故の概要を音声や画像でドライバーに伝え「同じ過ちをおこさないでください」と注意喚起も。

飲酒運転は「自分は大丈夫」といった気の緩みによるものがほとんど。今走行している道が事故現場だったのだという事実を示し、その危険性を自分事としてとらえてもらおうという試みでした。

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