巨額の出稿料を恵まれない子供たちへ。“スーパーボウルでCMを流さない”KIAのCSR施策
Case: Great Unknowns Scholarship
毎年全米が熱狂するスーパーボウル。1億人以上が視聴するスポーツの一大イベントとあって、試合の合間に流れるCMの放映料も30秒で5億円以上と破格の金額になっており、大手企業がこぞってかなり気合を入れたCMを打ち出してきます。
韓国の自動車メーカー・KIAも、この10年間毎年スーパーボウルで広告を流しており、昨年も世界的バンド・エアロスミスのスティーブン・タイラーを起用した豪華なCMが話題となりました。
しかし今年、同社はスーパーボウルに出稿しないことを発表。CM制作にあたって支払うタレントへの巨額の出演料を、経済的な理由で教育の機会に恵まれない子供たちのために使うことにしたのです。
(via KIA)
こちらが『Great Unknowns Scholarship』と名付けられたプロジェクトのキャンペーン映像。1月20日、NFLのチャンピオンシップ試合日にテレビ放送されました。
アメリカで最高視聴率をたたき出すスポーツイベントでの“広告合戦”から自ら降り、その分の費用を社会貢献に回そうというCSR施策。奨学金の内容や応募の仕方についての詳細は、2月3日のスーパーボウル当日にKIAのHPにて告知されるということです。
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