「いま見ている人はチケットが5ユーロ!」仏LCCが仕掛けた、バカンス明けの早朝30分限定CM

Case: #GoMorning

格安航空会社トランサヴィア航空が仕掛けた一風変わったキャンペーン「#GoMorning」をご紹介。

夏の長期バカンス明けの早朝、5時30分から6時までのあいだに航空チケットを予約した人は、ヨーロッパ圏内ならどこでもたったの5ユーロで飛行機に乗れてしまうという奇想天外なキャンペーンです。

「9月10日、月曜日」 フランスで多くの人がバカンスを終えて職場復帰する日。早朝の撮影スタジオで機材を抱えたまま居眠りするスタッフ。休暇気分が抜けきらない様子です。

スタッフだけでなく、出演者までもが寝起きのテンション。眠い目をこすりながら本番が始まると…

「え〜…どうも、トランサヴィアです。」

「いまこのCMを見ているみなさんには、ヨーロッパ圏内の航空チケットをどこでもたったの5ユーロでご提供します」

キャンペーンの告知はラジオでも行われました。「バカンス明けでしんどいお目覚めのみなさま。もういちどバカンス気分になれるオトクなお知らせです」

パリとリヨンの街角には、キャンペーン時間限定の宣伝トラックまで出現。「このクルマを見たあなた! このあと6時まで、ヨーロッパ行きの航空チケットがたったの5ユーロ!」とアナウンス。

キャンペーン終了の6時にあわせ、ひっそりと姿を消す念の入れようです。

休み明けの朝がとにかく辛いのはどこの国も同じ。フランスでは国民の3分の2が、バカンス明けと同時に、もう次のバカンスを夢見ているそうです。

ふたたび始まる日常に向けてがんばって早起きした人だけが知ることのできる、まさに「夢のような」キャンペーンでした。

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