Instagramライブを45分間離脱させない!米百貨店メイシーズのアイディア施策
Case: Glam Ice Pops
アメリカの百貨店・Macy’s(メイシーズ)が外出が盛んになる夏場に、屋外ではなくスマホの“自社SNSアカウント”に目を向けてもらうべく、ユニークな取り組みを行いました。
まず、4種のドレスにインスピレーションを得たカラフルなアイスキャンディーを製作。このアイスを屋外で手に持っている様子を、Instagramアカウントでライブ配信するという企画です。
日差しに照らされてアイスが溶け続ける様子を、ライブで45分間に渡って放送していきます。
一方でライブ配信中に、「ヘラルドスクエアのMacy’sで昨年サングラスが売れた数は?」といった同社にかかわる難易度が高めのクイズを出題します。
このクイズの答えを「知らない?」というユーザーに向けて、「待って…この(アイスが解けた後に現れる)棒の表面に答えが…」と知らせることでユーザーの離脱を防ぎ、視聴の継続に繋げます。
しかしアイスはすぐに溶けきりません。それゆえ(一部の)ユーザーは、アイスが解けて答えがわかるまでライブ配信を見続けることになるのです。
その間にコメント欄では様々な回答案が飛び交い…ついにアイスが溶けて、アイスの棒に答えが現れます。
コメント欄で答えを当てた最初の4人には、Macy’sからアイスの着想に使われたサマードレスがプレゼントされました。
なかなか溶けないというアイスキャンディーの特性を生かし、大きな予算をかけずにInstagramライブに没入してもらうアイディア施策でした。
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