AR技術を使って行方不明者を3Dアバターに。チリ警察によるSnapchatを使った取り組み

Case: Finding Hope

2017年、チリでは8,726件もの失踪届けが出されたそうです。行方不明者の捜索には通常、顔写真をはじめ、失踪当時の服装や特徴などを記したチラシが作成されますが、肝心の画像が不鮮明だったりして詳細が伝わりにくく、なかなか決め手となる情報を得るのは難しい状況が続いています。

そんな中同国の警察が利用したのが、若者を中心に人気のSNSアプリ・スナップチャット。データベースに登録されている情報をもとに、失踪者の写真を3D化し、スナップチャットにアップロードしました。

作成したアバターは、AR機能により現実世界に重ね合わせて表示することが可能。平面の写真だけでは気が付きにくい細かな特徴も見て取ることができます。

これらのスナップコードを、ビルの屋上やハイウェイ沿いなど人々の目につきやすい場所に設置したところ、24時間で1,200件がダウンロードされ、数多くのメディアでも報道されたことで、最終的に2,000万人にリーチしたといいます。

AR技術というと、エンターテインメント分野でよく使われるイメージがありますが、SNSと絡めれば様々なフィールドに応用できることを証明したアイディア施策。

実際に行方不明者の発見につながったのかは明らかにされていませんが、市民の関心を引き付けることが捜査の第一歩とすると、成功を収めたと言える取り組みですね。

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