W杯初出場もロシアに観戦に行けないパナマサポーターに、マクドナルドが“擬似ロシア店舗”を開店
Case: McRusia
開幕まで約2ヶ月半となったサッカー ロシアワールドカップ。このロシア大会でW杯初出場を決めたパナマは、その快挙を祝して祝日が制定されるほどのお祝いムードになっています。
パナマからロシアへの航空券のWeb検索数は、従来と比較して1,375%と急増、ホテル検索数も400%になっています。この熱狂の結果、現地に行けるサポーターの数は希望者のうち、わずか10%と見込まれているといいます。
そこに目を付けたマクドナルドは、パナマの店舗で現地へ観戦地に行けない市民をターゲットにして、“まるでロシアに行ったかのように思える”サプライズプロモーションを仕掛けました。
具体的には、ある日、一夜にして店舗のマクドナルドの綴りをロシア語に変えたり…
店舗ではロシア美人の出迎えがあったり…(彼女たちは“全員が行けないから、ロシアをパナマに持ってきました”などと説明しています)
さらに店内のメニューの言語も書き換え、オーダーもロシア人の店員が受けつけます。
この“ロシア風”になった店内で、グループリーグの組み合わせ抽選会のパブリックビューイングを行い、大盛り上がり。
また、店内の室温も下げて現地の気温すらも再現したこともあり、取材に訪れたテレビのリポーターは「ここに来るとロシアの雰囲気を味わえるよ」とコメントし、大きな話題になったといいます。
本取り組みの結果、SNSを通して50万リーチを達成し、15日間という短期間で売り上げは4%増加しました。
マクドナルドはワールドカップのオフィシャルスポンサー。パナマ国内でワールドカップとの結びつきを強くアピールする愉快な取り組みでした。
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