メニューを英語から自国語に直して分かりやすく!ポーランドKFCが敬老の日に実施したアンビエント施策

Case: Grandparents Menu

ポーランドKFCのとある店舗で、9月10日のNational Grandparents Day(日本で言う敬老の日)に合わせたキャンペーンを実施しました。

この店に限らず、同国のKFCではメニューがすべて英語で書かれています。日本語でも横文字にすると何となくスタイリッシュで格好いいイメージになるように、英語で表記することで若者にアピールするのが狙いです。

ところが外国語表記だと、お年寄りには分かりにくいという問題が。そこで同社はNational Grandparents Dayに、すべてのメニューをポーランド語で分かりやすいネーミングに直すことにしました。

例えば『Double Grander Cheeser』は『チーズを挟んだダブルバーガー』、『QURRITO』は『チキンをサンドしたパンケーキ』、『TWISTER』は『花束チキン』といった具合です。

このキャンペーンを“SNSを通じて若い世代に向けて発信”し、『おじいさんやおばあさんを誘って一緒に来店してしてくれた人にミルクシェイクを無料でサービス』しました。

実際にポーランド語で書かれたメニューを見たお年寄りの方からは「読みやすいし、分かりやすい」と非常に好評で、その日の来客数は通常より17%も増加したそうです。

ファーストフードというと、ターゲット層は若者がメインですが、お年寄りを含め家族ぐるみで来てもらおうという狙いが功を奏した施策。KFCによると、来年は国内全ての店舗で同様のキャンペーンを実施する予定だという事です。

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