TMJ、障害者雇用やDEIの推進に向けたオープンイノベーションを育む「poshulab.(ポシュラボ)」を開催 プレスリリース

  • ポシュラボの概要

日本国内での労働可能な障害者人口は約380万人と言われるなか、実際の就労は約60万人と就労率は約16%に留まっていると言われています。他方、雇用側である企業においても障害者雇用義務のある企業の半数が法定雇用率が未達成、さらに約30%となる約3万2千社が0名雇用となっています※1。TMJでは障害のある方向けに、就労のサポートツールとなる「poshulou(以下、ポシュロウ)」※2を2023年10月17日より提供を開始しました。その中で今回、障害のある方を雇用する企業、支援する専門家、福祉事業者や当事者の方向けに、障害者雇用やDEIの推進、ウェルビーイングを文脈に参加者同士での学び合いやナレッジシェア、オープンイノベーションを生む場として「ポシュラボ」を開催する運びとなりました。

※1 令和3年 障害者雇用状況の集計結果(厚生労働省)/令和3年 障害者職業紹介状況等(厚生労働省)/障害者の就業状況等に関する調査研究データより試算

※2 TMJ、障害がある方の就労を支えるWebサービス 「poshulou(ポシュロウ)」を提供開始

       https://www.tmj.jp/news/service/20231026_23936/

  • イベント内容

第一回目となる今回は、パーソルダイバース株式会社様、株式会社LITALICO様、SOZOW株式会社様など15の企業をはじめ、関係者含め総勢26名が参加し、①企業での取組み ②トークセッション ③ワークショップの三部構成で実施となりました。

①企業での取組み(事例)の発表

多様な社員の雇用を推進する企業を代表し、株式会社マネーフォワードの北島直人様、HAPPY WOMAN実行委員会が主催するHAPPY WOMAN AWARD 2023 for SDGsで個人部門賞を受賞された株式会社マムズ 取締役社長の斎藤睦美様より、障害のある方の雇用の取り組みやカルチャーについての発表がありました。

左:株式会社マネーフォワード北島直人様、右:株式会社マムズ斎藤睦美様左:株式会社マネーフォワード北島直人様、右:株式会社マムズ斎藤睦美様

②トークセッション

教育福祉系企業で採用を担当し、キャリアコンサルタントでもある森雄大様から「働く環境と障害」をテーマに、環境にある障害や、当事者の方に疎外感を与えるマイクロアグレッションに関して発表をいただきました。また、ポシュロウの企画監修者でソーシャルワーカーの森和美さんより「私の働く障害」をテーマにご自身とキャリアと共に、その時々であった環境側の障害に関するお話を披露いただきました。

トークセッションの様子 左:森雄大様、右:森和美様トークセッションの様子 左:森雄大様、右:森和美様

③ワークショップ

事例発表、トークセッションを踏まえ、障害を個人ではなく環境と個との相互作用であるということを前提に、「自分らしく働くうえでの”障害”はどこにあるのか」をテーマとしたワークショップを実施しました。

個人ワークでは、“自分らしくいられた環境”と“そうでなかった環境”の共通点は?など、過去の振り返りをしながらグループでそれらをシェアし、働く障害の本質に迫りました。

参加者からは

・「たくさんの企業の方とお会いできて嬉しかったです。手探りで障害者雇用をされている方から、

 信念を持ち、枠組み作りをしようされている方まで、さまざまな方からお話が伺えました」

・「登壇された方々のお話やワークを通して、自身の働き方やそれが成り立っていた環境に対して

 棚卸しのようにふり返りができました」

・「いろんな立場の方が参加して、本当の意味での『障害』を考える"ラボ"として、とても良かったです」

・「様々な観点からの話を聞けて、とても有意義な時間となりました。

 また、日ごろの業務で関われない方とお話ができ、繋がりが作れたと感じています」

などポジティブな感想を多くいただきました。

  • 今後の展開

2024年4月1日の「改正障害者差別解消法」施行を迎えるにあたり、更なる障害者雇用の推進や合理的配慮の提供が注目されています。

障害のある方の雇用をはじめとするDEIの推進においては、その多くは多様な方がいることを前提としていない社会の構造に課題があり、それを個々の思いやりだけで解決するのではなく、根本的な仕組みやルール、文化や価値観の見直しをする必要性が指摘されています。ただ、それを実現することは簡単なことではなく、ともすれば志を持つつも、孤軍奮闘されている方も多いと思います。

ポシュラボでは2回目以降も定期的に実施し、一人でも多くの「自分らしく」を実現できるよう、企業や福祉従事者、当事者、専門家、自治体、ご家族など様々な方がその立場や役割を超え、繋がり、対話を重ねることで、社会に新たな価値を共創していきたいと考えています。

TMJでは「with your style」の企業visionのもと、「ポシュロウ」と「ポシュラボ」のサービス・機会の提供を通じて、多様なスタイルを尊重し、誰もがいきいきと働ける社会の実現にむけた取組みを続けてまいります。

  • 株式会社TMJについて

<株式会社TMJ 会社概要> https://www.tmj.jp/

TMJは、株式会社福武書店(現・株式会社ベネッセコーポレーション)のインハウスコールセンターより独立分社化する形で1992年に設立。世界でも例のない継続型の会員制事業で培った生産管理、品質管理のノウハウを活かし、多種多様なクライアント企業のコールセンターの設計・運営から、調査・分析、人材派遣、人材育成などのサービスを提供しています。2017年には、セコム株式会社の100%子会社となり、より強固で安全性の高いグループネットワークを活かし、クライアントビジネスの成功をサポートします。

 

<ポシュロウ概要>https://poshulou.com/lp

ポシュロウは働くことに障害がある方が、就労にあたり新たな選択肢とアイデアを得るために必要なメニューを備えた「学習と情報収集のちょうどあいだ」を目指したWebサービスです。

※無料登録、ログインが必要です。登録、利用は立場に関わらず、どなたでも可能です。

<ポシュロウ紹介動画>https://www.youtube.com/watch?v=_1gYc-ZrTb0

ポシュロウの機能紹介やサービスへの思いを動画にまとめております。

配信元: PR TIMES
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