国内初!アスファルトプラントに「ユニット工法」「吸音・断熱効果のある外装材」を採用 Value Packシリーズ 新機種「VPⅣ-Clover」販売開始 プレスリリース

  • 「VPシリーズ」開発背景と新機種「VPⅣ-Clover」について

当社は道路舗装に欠かせないアスファルト合材を製造する設備であるアスファルトプラント(以下、AP)を1958年より製造しております。
作業員がAP内部で作業する際は、ブレーカー等のメインスイッチを切り、機械を停止した状態で行いますが、日本アスファルト合材協会 労働安全環境委員会の「アスファルト合材工場 労働災害発生状況調査結果(2021年)」によると、アスファルト合材工場全体で1985年~2021年に休業4日以上の労働災害が500件発生しており、その内48%が機械へのはさまれ・巻き込まれによるものです。
メーカーとしてこういった事故を防ぎ、作業員がより安全安心にAP内部で作業できるよう、AP内部にトロリやベルトコンベヤなどの移動する機械をなくすとともに、従来機種よりフロア面積を平均70%以上拡張するなど、大幅な設計見直しにより安全性向上に努めました。

また、今回開発した「VPⅣ-Clover」では“ユーザーと都市に幸せを届ける“をコンセプトに国内で初めてAPにユニット工法を採用し、工期短縮によるアスファルト合材の安定供給を実現しました。さらに、吸音・断熱効果のある外装材も国内で初めてAPに採用したことで、近隣住民への騒音被害を抑制すると同時に、加熱した材料が冷めにくい、省エネルギー仕様に改良、環境性能も格段に向上させることができました。
 

  • 「VPⅣ-Clover」の製品特徴

【安全面】
■ 平面配置から立体配置へ

各装置を平面配置から立体配置に変更する事で、横移動するトロリやベルトコンベヤを無くすことに成功。
これにより巻き込まれ・はさまれ等の事故リスクの低減が期待できます。

■ フロア面積を拡張することで、作業効率を改善
従来機種よりフロア面積を平均70%拡張することで、作業者がゆとりをもって作業できるようにし、無理な体勢による事故リスクの低減が期待できます。

■ 粉塵・アスファルトヒューム対策による作業環境の改善
これまでは、プラントの粉塵や油汚れによるメンテナンスを毎日実施する必要があり、そのメンテナンス頻度の多さが作業工数の観点から課題となっていました。そこで、粉塵やアスファルトヒューム※の発生する箇所を囲い・集塵することで、メンテナンス頻度を減らし、作業員の作業環境を改善しました。(※アスファルトヒューム:アスファルトを加熱した際に発生する油煙)

【環境面】
■ 吸音効果のある外装材による騒音効果

防音性能が高い外装材(▲18.4dB)を採用し、近隣住民への騒音被害を抑制しました。

■ 断熱性能のある外装材による保温効果
加熱した材料が冷めにくく、省エネルギー仕様に改善されました。

【その他】
■ ユニット工法による短工期化

トラック陸送で運べる最大限のサイズで積み木の様に組み立てられるユニット工法を採用。
これにより、従来機種と比べてプラント組立期間を2週間以上短縮する事ができ、安定的なアスファルト合材の供給に貢献しました。

<アスファルトプラント「VPⅣ-Clover」YouTube公開リンク>

 

 

  • 「VPシリーズ」について

出展:一般社団法人日本アスファルト合材協会「アスファルト合材製造量推移(全国)」 ※仮設プラント分を含む出展:一般社団法人日本アスファルト合材協会「アスファルト合材製造量推移(全国)」 ※仮設プラント分を含む

「VPシリーズ」は、劣化した道路舗装材をリサイクルした再生アスファルト合材の流通量が上回った背景(右図参照)より、それまで別々の設備であったアスファルトプラントとリサイクル設備を1つに融合した世界唯一のプラントシリーズです。

再生アスファルト合材の製造を効率化することで、循環型社会の実現に貢献できます。当社では、2016年の販売開始以来、15台の納入実績があり、今後も再生アスファルト合材製造の効率化に努めてまいります。

 

  • 日工株式会社 会社概要

1919年、世界的商社であった鈴⽊商店関係者により創業。 スコップなどの⼯具製作からはじまり、今⽇は⽇本のインフラを⽀えるプラント機械メーカーとして事業展開を⾏ってい ます。 アスファルトプラントの国内シェアは70%に上り、空港などの巨⼤インフラから⽣活道路まで皆様のまちづくりのお⼿伝いをしています。

会社名 :⽇⼯株式会社
代表者名:辻 勝(つじ まさる)
URL  :https://www.nikko-net.co.jp/
所在地 :〒674-8585 兵庫県明⽯市⼤久保町江井島1013-1
TEL   :078-947-3131(代)

配信元: PR TIMES
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