「雰囲気が人の味覚を掌握する」 ディスカウントストアの偏見を逆手に取った施策
Case: #LidlSurprises Brand Advert
ディスカウントスーパーの食材に対して、“安かろう悪かろう”との偏見を持っている人も多いのではないでしょうか?ドイツのディスカウントスーパーマーケット・Lidl(リドル)は、偏見なしに食品の質を味わってもらうために、サプライズ青市を開催しました。
Lidlがその名を隠して開催したのは、欧米では週末になるとあちこちで開かれる、新鮮な食材などを販売するファーマーズマーケット。その名も“リドル”ならぬ“リトル・マーケット”。
果物を売るテントの他、野菜、チーズ、お肉を扱う複数の店舗が軒を連ねましたが、実はすべてLidlがスーパーで売っている商品を青市風に陳列して売っているだけ。
訪れた客は、それに気づくすべもなく、どの客も商品の状態と味を自分自身の目でしっかり吟味し、買い物を楽しんでいます。
客の反応は上々です。果物は甘いし、チーズは味わい深く、お肉もとってもジュージー。そしてなんといっても、どれも破格に安く、客を驚かせています。
商品を購入すると、買った品がLidlの紙袋に入れて渡され、ここで種明かし。ディスカウントスーパーの商品だったことがわかるというものでした。
ファーマーズマーケットの雰囲気を拝借して、“いい商品を安く売っている”ことを訴求した格安スーパーマーケットのプロモーションでした。
同社は、昨年も食材の質を一風変わった手法で訴求するために、高級レストランをオープンするなどしています。気になる方は下記の記事もご覧ください。
・高級レストランの仕掛け人は何と… ストックホルム市民を驚愕させた一流料理の正体とは?
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参考サイト
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