集まった写真は28万枚 おにぎりから食問題を考える「おにぎりアクション2025」

特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalは、「世界食料デー(10月16日)」にあわせて、2025年10月7日(火)から11月15日(土)の期間、「おにぎりアクション2025」を開催しました。

「おにぎりアクション」は、おにぎりに関連する写真を撮影し、写真をサイトやSNSでハッシュタグをつけて投稿すると、1投稿につき給食5食がアフリカ・アジアの子どもたちに届くという取り組みです。おにぎりは作ったものでも買ったものでもOKで、おにぎり単体での写真でも投稿可能。身近なおにぎりを題材として、世界の食料問題や日本における食課題について考えるきっかけにつながります。

11回目の開催となる今回は、「令和の米騒動」と言われる米不足や米の価格高騰などが話題となったこともあり、参加者アンケートでは、おにぎりアクションを通してこれまで当たり前だった「米」や「食」に改めて向き合えたという声も多く寄せられたとのこと。今回の取り組みでは、開催期間の40日間で合計23万3,321枚のおにぎり写真が投稿され、アフリカ・アジアの子どもたちに116万6,605食の給食を届けることができています。

さらに今回は、特別企画として日本の子どもたちに食支援を届ける、「おにぎりアクション FOR JAPAN」を11月18日(火)から11月30日(日)まで開催しました。おにぎりアクション初の試みとして実施された日本国内への支援でしたが、目標の投稿数5万枚を達成。333世帯に3,000円分の食事チケット(総額100万円分)の支援が実施されることとなり、日本国内の食課題への注目度の高さがうかがえました。

「おにぎりアクション」の認知拡大には、協賛企業や団体による普及活動が効果を発揮しています。エプソン(セイコーエプソン株式会社)では、おにぎり柄のデザインペーパーやフォトプロップスなど、おにぎりをモチーフに投稿や子どもの工作体験にも使えるペーパークラフトを無料公開。オイシックス・ラ・大地では、商品購入でおにぎりに使えるアイテムが当たったり、ボーイスカウトとのコラボレーションや主催イベントでの「おにぎりねぶた」展示など、リアルな場での認知拡大を進めています。また、冷凍焼きおにぎりが人気のニッスイでは、SNS投稿でオリジナルタンブラーが当たるキャンペーンも実施され、商品自体が投稿に使えることで販売促進にもつながる取り組みが行われました。

消費者に身近であり、信頼性の高い企業や団体が「おにぎりアクション」を呼びかけることで、活動がさらに広がるだけでなく、企業のブランドイメージ向上や関連商品の認知拡大も期待されます。

「おにぎり」という身近な題材を通した支援を行うことで、食の課題を自分ごと化し、日常から「食」や「米」について考えることに繋がる取り組みとなっています。

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