食べて、知って、応援にーーマルシェで100年分の長崎みかんをサンプリング!
長崎県西海地区で生産されるブランドみかん「味まるみかん」「味っ子みかん」の魅力を都市部で伝えるため、2025年11月7日(金)にOOTEMORI(オーテモリ/東京・大手町)、11月8日(土)には新宿サザンテラス(東京・新宿)で「西海みかんエールマルシェ」が行われます。
これは、東京・大田市場の青果仲卸業者、株式会社野富が主催するイベントです。

このイベントでは、日本人の温州みかん平均購入量の100年分にあたる約250kgを、試食や紙くじを通じて無料配布します。糖度12度以上の「味まるみかん」、13度以上の「味っ子みかん」は、大玉なのに甘いことが特徴の品種だといいます。
主催者によると、温州みかんの購入量は1973年の約30kgから2022年には約2.5kgへと、半世紀で1/10にまで減少しているそうです。くわえて、農業従事者の高齢化や後継者不足など、深刻な課題が、産地や農家を取り巻く昨今。
そんななか、JAながさき西海ではマルチシート被覆の徹底や糖度基準の厳格な運用を通じて「質」にこだわったみかん作りを続けてきました。同地のみかんは、2016年には天皇杯も受賞しており、青果のプロから高い評価を得ているそうです。しかしながら、消費者の認知はまだ発展途上だととらえ、100年先も残る産地を目指して2024年からこういったイベントを実施しています。

デジタル連動施策としては、「JAながさき西海」のSNSアカウントと連動して、合言葉を用いるアイデアを採用。さらに、オフィス街である大手町では、職場でシェアするための味まるみかんの贈呈、週末の行楽客が行き交うであろう新宿では、味っ子みかんジュースの試飲を行い、来客層にあわせた展開を行います。
今回のマルシェは、品質に自信があるからこそ実現できる「まずは食べてもらう」施策。大手町や新宿といった都心部で開催をきっかけに、消費者との距離を近づけ、応援の循環を生み出すことを目指しました。
来場者にはアンケートへの回答も呼びかけ、得られた声は分析して今後のマーケティングにも活用する方針とのことです。生産者も会場を訪れて、産地の工夫や今年の状況を直接伝えることで、みかんの未来を考えながら、おいしさを伝える販売促進イベント事例です。
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