「レモン」がつないだ共創 デザインの力で姫路発スイーツの“存在意義”を届ける
兵庫県姫路市発のレモンケーキ専門ブランド「レゾンデートル」が、原宿を拠点に活動するデザイン企画会社「れもんらいふ」とコラボレーションし、限定デザインパッケージのレモンケーキを発売。販売は、れもんらいふが入居する東急プラザ原宿「ハラカド」3階の特設会場にて、2025年11月21日(金)から24日(月・祝)の4日間限定です。

そのポップアップショップ「HELLO LEMON」では、限定商品の販売に加え、招待制イベントやフォトブースを展開予定。手に取って嬉しい、贈って楽しいスイーツが、日常に小さな幸せを添えてくれることでしょう。
両者をつないだのは「レモン」というキーワード。レゾンデートルは、国産レモンの果肉・果汁・皮まで使ったコンフィチュールを生地に練り込んだ、懐かしく優しい味わいのケーキを提供するブランドです。
一方、れもんらいふは、アートやデザインを通じてカルチャーを発信するクリエイティブ集団。代表の千原徹也さんは、広告やブランディング、映画監督など幅広く活躍するクリエイターです。このコラボでは、ブランド名である「raison d’être(存在意義・レゾンデートル)」をテーマに、千原さんがパッケージデザインを監修しました。
そのデザインは、明るい黄色と流れるようなタイポグラフィーで“日常に寄り添う幸せ”を表現したといいます。

発売される商品はグルテンフリー仕様で、米粉を使用したもっちり食感のレモンケーキを詰め合わせたギフトBOX(税込価格3,010円)として展開されます。
「れもんらいふという名前でやり続けていたからこそ、このようなコラボの話をいただけたので、長くやってて良かったなと思います(笑)」と千原氏は語ります。ブランドの“存在意義”が、デザインを通じてそっと広がっていくような取り組みです。

株式会社れもんらいふ代表/アートディレクター千原徹也さん
姫路を拠点とするスイーツブランドが、原宿というポップカルチャーの発信地で活躍するクリエイター協力を得て、ローカルブランドの認知拡大を図ります。こういったブランディングはこれまでも多く行われていますが、「コラボレーション」として商品を発売し、多彩なコンテンツを用意したイベントを実施するなど販促まで抜かりない施策です。
都心部のカルチャーやトレンドが“正解”で、地方はそれを模倣する……そんな価値観を過去のモノとして、ローカルならではのブランドの“深み”とするための共創が行われます。
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