オリジナルグッズでブランドとの接点を拡張 「正露丸」でおなじみ大幸薬品の新企画

大幸薬品株式会社は主力製品「正露丸」「セイロガン糖衣A」をモチーフにしたオリジナルグッズを、2025年10月22日(水)から公式オンラインショップ「TAIKO DIRECT」で販売開始。本取り組みは、同社として初の試みだといい、広告や店頭を超えた接点を生み出し、幅広い世代へのブランド浸透を目指している施策です。

常備薬ブランドを日常に溶け込ませる

正露丸シリーズは、ラッパのマークとともに高い認知と信頼を築いてきました。今回の企画は、生活のなかで自然に触れられるアイテムを通じてブランドを“身近な存在”として再構築するもの。

従来の広告・店頭展開に加え、雑貨として日常に取り入れることで、機能面にとどまらない情緒的な価値を高められそうです。

ハンドメイドのこだわりと遊び心

第1弾として登場するのは、ミニチュアパッケージとロゴプレートが組み合わされた特別仕様のキーホルダー2種とぬいぐるみ1種。キーホルダーはハンドメイド作家Rebecca氏によるデザインで、胃型チャームの中に液体と粒が封入され、傾けるとゆっくり動く仕掛けになっています。

ぬいぐるみは正露丸をキャラクター化した「正露丸くん」。おすわりポーズで飾ることができ、薬の堅い印象に愛らしさを添えています。いずれも感情的な接点をつくることで、ブランドとの距離を縮めることが期待されます。

キーホルダーを持ち歩く、ぬいぐるみを飾るといった日常の行為が、自然とブランドを思い出すきっかけになるでしょう。今後はラッパのマークをあしらった商品も展開予定で、象徴的なロゴを多面的に発信していきます。

企業理念を踏まえたブランド価値の拡張

大幸薬品は「自立・共生・創造」を理念に掲げ、家庭薬と感染管理事業を柱に社会へ貢献してきました。セルフメディケーションが重視されるなか、心理的距離を縮めるグッズ展開は、生活者に信頼されるブランドであり続ける長期的なブランド価値向上につながることが予想されます。

本施策は正露丸の認知と信頼を土台に、日常生活の中で同ブランドを再度浸透させてくれるはず。雑貨という身近な文脈を活用し、世代を超えて愛される存在へとさらに進化させていくブランディングです。

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