廃車サンダーバードをアップサイクル、廃線高架上レストラン「FUTURE TRAIN」
日本初の廃線高架上に誕生した列車型エンタメレストラン「FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE(京都市下京区・以下、FUTURE TRAIN)」が、2025年9月20日(土)にグランドオープンを迎えました。
京都・梅小路エリアにおける地域活性化を目的として、西日本旅客鉄道株式会社、京都駅ビル開発株式会社、株式会社梅小路ハイライン、株式会社地域経済活性化支援機構、地元金融機関、近隣事業者とともに京都市含む11社間にて2025年3月に締結された「京都駅西部エリアにおける”鉄道高架空間の活用によるエリア活性化”のための連携協定締結について」に基づきプロジェクトが始動。日本初となる廃線高架上のレストランが誕生しました。
1号車「FUTURE BIRD」は、廃車となったサンダーバードを「イマジネーションをエネルギーに走る未来行きの列車」としてアップサイクルした没入型体験エリアです。
梅小路エリアの新たな観光&カルチャースポットとして、訪れる人の感性を刺激する特別な時間を提供する、アートと映像・光・音が融合するシアトリカルな空間として生まれ変わりました。
「FUTURE BIRD」は、日本のKawaii文化の第一人者であるアーティスト・増田セバスチャンとデジタルクリエイティブを強みとする株式会社IMAGICA EEXとのコラボレーションで実現。
車内は「未来行きの列車の機関室」をテーマに、レトロフューチャーな装飾とCG・電飾・音響を立体的に組み合わせた演出により、乗客を特別な物語へと誘う仕掛けとなっています。
「FUTURE TRAIN」の物語を案内するのは、ふたつのオリジナルキャラクター。先頭車両「FUTURE BIRD」の車掌を務めるのは、ピンクの帽子とカラフルな尾が目印のバーディ・バディ。旅の出発から最後のお見送りまで、あたたかく導きます。
そして、時空の旅をともにするのは、添乗員のピンクバード。ピンクの羽を模した制服が特徴の“時空アテンダント”で、映像演出や料理の進行にも登場し、「FUTURE TRAIN」全体を通して物語をつなぐ存在として、訪れた人を案内してくれます。
2025年8月のプレオープンでは5,000人以上が訪れ大きな反響を呼んだ2・3号車の飲食エリアに加え、今回のグランドオープンでは、廃車となった特急サンダーバード(681系)をアップサイクルした没入型体験エリアの1号車「FUTURE BIRD」と、線路に隣接した5号車の「テラス席」が新たに公開となりました。廃線に新しい命を吹き込み、訪れる人の感性を刺激する場へと変換しようという、今回の取り組み。
京都というと伝統的な日本文化や景勝を求められることが多いイメージですが、廃線や廃車を活用したアップサイクルによって、先進的で未来的な新たな体験施設が誕生しました。決まりきったアプローチではなく、新たな選択肢を国内外の訪問客に提供する施策は、地域活性を考えるほかの自治体や地域エリアにとっても刺激的なアイデアとなりそうです。
その他のPR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=25
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

0