熱血「劇画」で大学を紹介? 型破りな千葉科学大学のリブランディング

千葉県銚子市の私立大学・千葉科学大学は、2025年に始動した大学広報リブランディングプロジェクトの第2弾として、特設Webサイト『CIS熱血学園』を公開しました。

同大学は「読ませるのではなく、惹きこむ」広報を掲げ、常識にとらわれない仕掛けに挑戦しています。プロジェクトの第1弾では、2025年6月26日(木)、リニューアル途中のWebサイトをあえて一般公開。異例の「特設ティザーサイト」を立ち上げ、制作中の裏側や迷い、断片、更新をそのまま見せる“共創型”の試みとなりました。

サイト内のメッセージ欄には、「新しい取り組み応援してます!」「おもろい企画やなあ」といった声のほか、「学生が暮らす銚子の魅力を発信しては?」「学科ごとの1日の過ごし方を見たい」など、コンテンツ案まで寄せられています。“大学とともにつくる”というコンセプトがサイト来訪者にも浸透している様子がうかがえます。

第2弾で公開された特設サイト『CIS熱血学園』におけるテーマは「劇画」。学科紹介や制度解説を、熱い劇画のようなタッチと効果音で表現するという、前代未聞の“熱血型大学広報”に挑戦しました。劇画ならではの誇張表現や大胆な動きのグラフィックも盛り込み、良い意味で大学らしさを脱ぎ捨てた構成になっています。

大学広報=落ち着いたトーンという固定観念を打ち破り、「学びの熱量」をダイレクトに体感させるブランディング事例。単に面白さを狙うのではなく、第1弾の共創型アプローチと、第2弾の感情に訴える演出を連動させることで、大学と学生・受験生・地域などとの関係性をより強固にしています。大学のブランドを物語として浸透させる点がユニークな施策でした。

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