日常を観光資源にーー地域の魅力を再発見する共感型プロジェクト「飾らない十和田」
一般社団法人十和田奥入瀬観光機構(TOWADA TRAVEL)は、青森県十和田市の新たな魅力発信を目指す共感型プロジェクト「飾らない十和田」を本格始動しました。プロジェクトでは、2025年夏〜秋にかけて、これまでとは異なるコンセプトで構成された広報ポスターを16種類制作し、市内外に掲載します。
プロジェクトのテーマである「飾らない十和田」では、いかにも観光地らしい景観的な美しさよりも、地元の日常に溶け込む風景に着目。自然・アート・食・人といった、これまでの観光プロモーションでは焦点が当たりにくかった、地域のありのままの姿に新たな魅力を見出し、ポスターデザインで表現しています。
ポスター写真は十和田市の市街地中心部を舞台に撮影。そのご当地グルメ・ばら焼きのお店「大昌園」のポスターは、食堂のレトロな内装と店員とお客さんの楽しげな雰囲気が映し出されています。
商店街のアーケードを写したポスターでは、夕日に照らされる街の何気ない風景が印象的に表現されています。また、十和田市を代表する観光スポット奥入瀬渓流も登場し、水が波立つ瞬間や、青々とした葉や苔のついた木々など、ありのままの十和田の姿が魅力的に描かれています。
ポスターには、「飾らない十和田」のキャッチコピーとともに、写真に合わせたさまざまなコピーが掲載されています。せせらぎ温泉を写したポスターには「同じお湯にはいるのが家族だという。じゃあ、この街のひとは、みんな家族だ。」など、印象的な言葉がビジュアルの魅力をさらに引き立てています。
ポスターの掲載に先駆けて、十和田市地域交流センター「とわふる」では2025年7月27日(日)〜8月3日(日)に展示会「飾らない十和田を飾る展」を開催し、全16種類のポスターが一同に展示されました。
また、プロジェクトでは市民や観光客が参加できるInstagram連動型のキャンペーンも2025年8月31日(日)まで開催されています。自分自身が感じた「飾らない十和田」を撮影し、ハッシュタグをつけて投稿してもらう内容で、個人の視点から地域の魅力を再発見しながら、街の周遊も促す施策となっています。
今冬には、「飾らない十和田」をテーマに追加の撮影も予定されており、十和田湖をはじめとした地域のさらなる魅力発見が期待されます。観光地のアピールではなく、ありのままの姿に魅力を再発見し、地域を愛でるというコンセプトが、地域住民のシビックプライドを醸成し、他の地域との差別化にも繋がる取り組みとなっています。
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