はなまる創業の地・香川の5店舗を刷新!讃岐うどんの多様性をアピール
創業以来、全国に讃岐うどんを広げてきた株式会社はなまる。しかしながら、香川で親しまれる各個店の個性や特徴といった“讃岐うどんの多様性”が浸透しきっていないという課題に直面しています。
創業25周年を機に「伝統を守り、革新を起こす」ことを掲げ、これまで以上に創業の地・香川とともに歩んでいきたいという想いから、新たに「おいでまい!さぬきプロジェクト」を始動しました。
その一環として、香川県内の直営5店舗を「未来」「煩悩」「日常」「時間」「探求」という5つのキーワードを軸に、それぞれ異なる個性を持つうどん店へと刷新。生活者に最も近い店舗を起点に、「讃岐うどんの多様性」を体現していきます。
第1弾として、多肥店が「未来」をキーワードに掲げた「手打ちと創造 はなまるうどん 多肥店」へと、2025年7月2日(水)にリニューアルオープンしました。店内は、香川県産ヒノキを使用した温もりのあるモダンな空間に仕上げられ、県内出身アーティストによる巨大な壁画も設置されるなど、香川の魅力を五感で感じられる設計に。
同店では、讃岐うどんの原点に立ち返り、ブランド初となるガラス張りの“麺打ち場”を導入。本場さぬきうどん協同組合 理事長のもとで修行を積んだという職人たちが、うどんを打つ様子を間近で見られる「ライブ感」も楽しみのひとつです。ふだんはじっくり見る機会がない製麺の様子を観察でき、舌だけでなく目でも楽しめる工夫が施されています。
地元の方に24年間愛され続けた多肥店を、手打ちの食感と香りを楽しめる唯一の店舗として大胆にリニューアルするという選択から、讃岐うどんの伝統を守りながら次の世代へつなげていくという覚悟がうかがえます。
はなまるうどんは今後、香川の魅力をより広く発信する拠点として、オリジナルグッズや香川にゆかりのある商品の販売も予定しているとのこと。うどんを味わうだけでなく、その土地の魅力を“持ち帰る”ことができる店舗づくりも目指しています。
全国に400店舗以上を展開する中で、あえて「香川の5店舗だけ」に特別な意味を込めた本取り組みは、チェーンブランドでありながらローカル性を再編集し直す挑戦的な施策です。5店舗それぞれに異なるテーマを持たせることで、讃岐うどん文化の奥行きや広がりを提示しています。
今回の多肥店では、香川の讃岐うどん文化という“伝統”を土台に、空間デザイン、アーティストとの共創など“革新”の要素を巧みに掛け合わせ、ブランドとしての深みと広がりを演出しています。観光客にはここでしか味わえない特別な体験を、地域の人々には新たな誇りを提供する、チェーン店の枠を超えたブランディングの好例です。
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