カプセルに地域の味を詰め込んだ、新感覚お酒ガチャ「旅するポケット酒場」
株式会社JR東日本商事は、2025年6月13日(金)より「旅するポケット酒場 ~日本酒編~」の販売を開始しました。駅ナカなどでおなじみのカプセルトイの中に、日本各地の厳選された日本酒を封入した、これまでにない体験型の商品です。
厳選された日本酒6種が地域の味を伝える
今回封入されている日本酒は、すべてSAKE DIPLOMA(※)を保有する社内スタッフがセレクトしたもの。純米大吟醸酒と純米吟醸酒の2カテゴリから計6種類の銘柄が選ばれており、それぞれに地域の気候や風土、酒蔵のこだわりが込められています。
どの銘柄が当たるかはランダムで、カプセルを回すたびに新たな土地と味に触れることができるのも魅力のひとつ。この偶然性こそがカプセルトイならではの楽しさであり、同時に日本各地の酒文化への関心を広げる導線となっています。
※SAKE DIPLOMAとは一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)が認定する資格で、 日本酒と焼酎に関する専門知識を証明するものです。
ナレーション音声が“小さな旅”を演出
カプセルの中に入った日本酒のパウチ裏面には、QRコードが印刷されており、スマートフォンで読み込むと旅のナレーションのような音声が再生され、お酒やその蔵元についての紹介を聴くことができる仕組み。視覚・味覚に加えて聴覚でも楽しめる仕掛けによって、ただのお土産や商品では終わらない「体験価値」を提供しています。
購入者は音声を通して、遠くの土地で営まれている酒造りの背景や、造り手の想いに触れることで、カプセルを開ける瞬間がまるで「物語の始まり」のように感じられるのではないでしょうか。
駅ナカ店舗とECを連動した販促設計
旅するポケット酒場は、JR東日本が展開する地産品ショップ「のもの」の上野店およびエキュート秋葉原店で販売。いずれも駅構内という利便性の高いロケーションに位置しており、日常の移動や旅行の合間に立ち寄りやすい環境が整っています。
また、ECショップ「お取り寄せきっぷ JRE MALL店」では、カプセルで出会った日本酒の720mlサイズを購入できる仕組みが導入される予定とのこと。リアルでの体験とオンラインでの購買を連動させることで、単なる試飲から継続的なファン化へとつなげる販促導線を構築しています。
関係人口を生む“体験型”の酒プロモーション
本プロモーションの特徴は、商品販売にとどまらず地域の魅力と偶然の出会いを通じて人の興味を引き出しているところ。銘柄を通じて土地に関心を持った人が、やがてその地域を訪れたり、他の特産品に触れたりすることが期待でき、いわば“関係人口創出型”の体験設計といえるでしょう。
飲酒人口が減少する時代において、単に「売る」ことよりも「好きになってもらう」ことを重視する姿勢が、このプロジェクトには色濃く反映されています。遊び心を起点とした本取り組みは、日本酒を通じて地域との接点を広げていく販促手法の一つとして注目される好例です。
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