OOHでスポーツ観戦!? ハイネケンの奇想天外な施策
2025年5月下旬に開催された2024-2025年UEFA女子チャンピオンズリーグ(WCL)の決勝戦。例年一部のサッカーファンの間では話題を創出しているものの、まだまだマス層における認知は獲得できていないという実情があります。スポーツの感動と興奮に性別は関係ない……そんな強い想いを込めた意外性、話題性ともに抜群のデジタルサイネージ施策がハイネケンより公開されました。
“Out of Home Matches(屋外試合)”というストレートなタイトルの施策は、ハイネケンが契約したブラジル国内に点在するデジタルサイネージにWCLの試合をフル尺で放映するというもの。放映権を持っているDAZNとのパートナーシップによって実現した本格的な施策として街行く人々の足を止めることに成功し、なんとサイネージの前で最初から最後まで試合を観戦する人も現れたのだとか。最終的にはサイネージの近くにあるバーへと誘導させ、ビールを楽しみながら観戦できるような設計にすることでハイネケンの重要な取引先であるバーのメリットも創出しています。
広告媒体の新たな可能性を指し示すとともにまだまだ注目度に劣るWCLの魅力をしっかりと伝えることに成功したこの事例は、結果として4,700万ものインプレッションと大量のメディア露出を獲得。選手にフォーカスしたCMを撮影するのではなく彼女たちの本当の姿に注目してほしいという本質的な訴求点をしっかりと見出し、それに最適な手段をアイデアの力で実現できたようです。
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