サスペンスかと思いきや……? 予想外なオチが待つアビバのCM

イギリス・ロンドンに本社を構える総合保険会社のAviva(日本のパソコン教室ブランドとは同名の別組織)は、ヨーロッパ諸国や中国を含む21の国と地域で事業を展開しているグローバル企業です。そんなAvivaが提供している保険の一つに、突発的な事故に遭遇しても手厚い補償をしてくれる自動車保険があります。そのサービス特長を表現するためにあえてクライムサスペンス映画風の演出が詰め込まれたCMが公開されました。

映像の冒頭、スパイのような格好をした男性が何やら物騒な荷物を取りまとめて駐車場に向かう様子が映されます。長い廊下を渡り、駐車場に到着した彼が目にしたのは、何者かによって荒らされ大破した状態の愛車でした。

一瞬にしてその場に緊張が走ったかと思いきや、今度はその男性がパトカーらしき車に乗せられている描写が……次に何が起こるのかと思いきや男性は最終的に星が見える丘へと辿り着き、そこで待ち構えていた友人とハイタッチをしながら望遠鏡を取り出し始めました。最初からこの男性はスパイなんかではなく、ただ愛車を壊されてしまって目的地へと辿り着くことができずにいた人だったのです。

終始暗めな光の中で撮影されたこのCM、演出の妙で全く別な世界観のミスリードを見事に作り上げており、最終的なオチであるAvivaの“どんな自動車事故でも目的地へと送り届ける”というサービス特長にしっかり落とし込んでいます。ストレートな訴求が多い保険業界において、このような遊び心があるCMは日本でも珍しく、視聴者の注意を引くという意味では検証の余地がありそうです。

その他のブランディング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=27
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る