解体される建物の家具・木材を再活用。神戸市にオープンを目指す古物循環拠点「山脈」とは

国内最大級のクラウドファンディング・プラットフォームを運営する株式会社MotionGalleryは、廃屋建築回収を行う合同会社廃屋が神戸市北区に4月オープン予定の、古物循環とオフグリッドの拠点『山脈』設立に向けたクラウドファンディングを実施しています。

築60年になる木造住宅をリノベーションした『山脈』は、家屋や施設の解体、リノベーション、引っ越しなどで手放される家具・雑貨・古材を販売する店舗を中心に、喫茶スペースやオフグリッドな暮らしを体験できるキャンプサイトで構成される施設。解体時に出る木材や家具を、ゴミではなく資源として捉え、廃材の利活用を進めます。

合同会社廃屋が「山脈」を構想した背景には、建築現場で多くのモノが捨てられる現状に対し、「資源・資材としての可能性」を感じたことがあるといいます。同社が建物再生に取り組む中で、解体前に相談を受ける機会も増え、「不用品を利活用する担い手を増やす」「使い道そのものを開発し広める」という次のアクションとして、店舗の設立を決定しました。

『山脈』では、家具、雑貨、古材の販売に加え、オフグリッドにつながる仕組みを取り入れたキャンプベースを設置。「まだ使えるものを生かす暮らし」の周知を目指します。

空き家問題が社会課題化する中、解体時に出る家具や木材の利活用に向けた仕組みを構築する施策。まだ使えるものに光を当てることで、建物の再生による新たな選択肢も生まれるのではないでしょうか。地域の空き家問題解決、さらに移住者増加など、さまざまな課題解決に向けて貢献する取り組みとなりそうです。

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