ロースタリーカフェ「MUI」がブランドIDを刷新、人と体験のそばにおいしいコーヒーを
株式会社無為は、2024年10月1日(火)、創業11年のロースタリーカフェ「MUI」のブランドIDを刷新しました。本当においしいコーヒー豆のブランドとしてコーヒー文化の健全な発展を目指すとしています。
MUIはカフェ併設の焙煎所として2013年に創業。地域と共に歩み、常に最高品質のコーヒーを提供してきました。しかし、コロナ禍以降の市場変化や価値観の多様化、情報発信の簡易化などにより、人々が本質的なものにたどり着くことがより一層難しくなっていると感じていたそうです。
そこで、自社の社会的な役割を考え、本当においしいコーヒーを皆様に身近に楽しんでもらおうと、本質的なスペシャルティコーヒーのブランドとして独自性を明確にし、新たな一歩を踏み出すべく、今回のリブランディングとなりました。
新しいブランドIDは、「人と体験のそばにあるおいしいコーヒー」。そして、ブランドロゴには、ロゴの縦棒に頭をつけて人に見立て、他者と共有する瞬間や経験、あるいは自分ひとりの個人的な愉しみを表現。そしてそのどちらの時間にも寄り添うのが、MUIのおいしいコーヒーとなっています。
IDカラーには、鮮やかな赤を採用。これは日本の象徴(文化)、熟したコーヒーチェリー(品質)、11年の歴史を持つ店舗イメージ(継承・歴史)を融合させたもの。また、将来的な海外展開も視野に入れた選択でもあるといいます。これらのブランドデザインは、イタリアの著名なデザイン事務所Happycentro社によって手がけられました。
手に取りやすくギフトにも喜ばれるデザイン性の高いパッケージと配送箱をはじめ、「ほんとうにおいしいデカフェのギフトセット」は、おいしいを我慢しないMUIのデカフェを贈りやすいセットなど、より魅力的な商品ラインアップも揃いました。
MUIのビジョンは 「とっておきのおいしい」をあなたの日常に、というもの。MUIは、コーヒーは難しくないという考えを大切にし、適切に焙煎した良質なコーヒー豆を、シンプルに淹れることは、おいしいごはんが食べたければ良質な米を、というのと同じように良い素材があればそれだけで、驚くほどおいしいコーヒーを楽しむことができると考えています。
そこで、素材に合わせた適切な焙煎を行い、焙煎後に欠点豆を徹底的に取り除くなど、その素材の持ち味の最大化に妥協しない姿勢を貫きおいしいコーヒーを提供。また、生産者との長期的な関係を築き、各生産者や品種の特徴を最大限に引き出す焙煎技術をアップデートし続けています。
そして、MUIは単にコーヒー豆を製造販売するのではなく、お客様と、農業生産者の間に立つものとして自覚をもち、コーヒー文化やおいしいコーヒーの未来をたくさんの人々とともに創っていきたいと考えています。そこで、2024年より日本菓子専門学校コーヒー講座講師(代表大沢)としても活動しており、正しい知識を学び、未来を作る若い世代の育成にも力を入れています。
本当においしいコーヒー豆をもっと身近に、もっと楽しく提供していこうとするMUIのリブランディング。MUIのアイコンであり、焙煎を手がける大沢氏をイメージしたマスコット「Coffee man」とともに、新しいのにどこか懐かしさを感じさせてくれます。
国内だけでなく、海外展開も視野に入れたMUIの今回のリブランディングは、自社の現在地を確認するとともに未来に向けての一歩を踏み出すメッセージ性の高いものになっています。それぞれにストーリー性を感じさせてくれるデザインに仕上がっていることも好感が持てる事例でした。
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