このうちわ、日本初の「きのこ由来」。新ブランドが京都で初の展示・販売を開始
きのこ由来のサステナブル皮新素材・マッシュルームスキン(マッシュルームレザー)に国内で初めて特化したブランド「mushco」と、京都の伝統的工芸品「京うちわ」の製作を行う塩見団扇株式会社がコラボし、『京うちわ-茸和(Kinowa)-』が誕生。2024年10月より京都「aeru gojo」と「京都伝統産業ミュージアム」にて商品の実物展示及び販売を開始します。
このうちわは、mushcoが手がける「伝統を”きのこの力”で次世代に繋ぐ」プロジェクトの第1弾として開発したもの。若者世代や観光客への認知度を向上させ、伝統産業の存続・発展を図るためには、現代のライフスタイルに適応するための新技術の導入やデザインの刷新が重要と考えたそうです。
うちわの素材には、きのこの菌糸体から作られるレザーライクな新素材・マッシュルームスキンを使用。菌糸からきのこが生えようとした跡が独特な柄として残るため、1つとして同じ柄はないとのこと。また、化学物質の使用を最小限に抑えて製造でき、動物性の天然皮革や石油由来の合成皮革よりも製造過程での環境負荷が低いといいます。
今回、インバウンド顧客から直接商品に触れてもらえるよう、京都で日用品を扱う「aeru gojo」での展示販売および、「京都伝統産業ミュージアム」での展示を開始しました。現地で商品を手に取ってその魅力を確認できる機会としては初めてとのことです。
日本の夏の必需品・うちわを、本物のきのこの菌糸体を使って開発した、『京うちわ-茸和(Kinowa)-』。マッシュルームスキンのそれぞれ異なる天然の模様には、唯一無二の特別感があり、お土産としても喜ばれそう。サステナブルな新素材で地球環境保護に貢献しつつ、日本の伝統をユニークな形で海外にも発信しインバウンド顧客にもアプローチできそうな一石二鳥のマーケティング事例です。
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