これはただのシャワーではない。専門ブランドが描く癒やしの時間

多くの人が1日の終わり、あるいは1日の始まりに浴びるシャワー。それは単純な衛生行為であると同時に、1日分の気持ちのリセットをする瞬間でもあります。その日感じたさまざまな喜怒哀楽を噛み締め、あるいは忘れ、オフモードの自分へと切り替えるための時間。

そんなシャワーを浴びるために必要なシャワーヘッドですが、一般ユーザーの約33%は自分がどこの会社の何のブランドを使っているのか知らないと答えた調査結果があります。そんな状況をビジネスチャンスと捉えたのはシャワーメーカーのMira。シャワーが持つ情緒的な意味合いにスポットライトを当てた映像を通じて自社の知名度向上を図りました。

“This is more than a shower(これはただのシャワーではない)”というキャッチコピーがタイトルにもなっているCMでは、さまざまなストレスを抱えながら日々生きている1人の女性に焦点が当たります。

仕事でのストレスから、買い物袋を落としてしまう小さなストレスまで、多くの感情と戦いながら毎日を生きている彼女にとって、シャワーはまさにリセットするための大切な時間なのでしょう。身体を洗うだけでなく窓の外を見つめたり、少し小躍りしてみせたり、誰にも見られなくていい自分だけの時間を満喫している様子が映し出されます。

現代社会を生きる多くの人が共感できるであろう力強いキャッチコピーを中心に構成されたエモーショナルなCMは、Miraの社名を知らしめると同時に改めて自分にとって“シャワーを浴びる”ことが持つ意味について考えるきっかけをくれる……そんな不思議な動画でした。

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