空に浮かぶ広告も実現?LIVE BOARDと電通が「AI擬態ビジョン」を開発

株式会社 LIVE BOARD、株式会社電通、株式会社電通クリエーティブXの3社は共同で、生成AIを活用した「AI擬態ビジョン」を開発。2024年9月20日(金)よりサービス提供を開始しました。

屋外ビジョンにおいては、ライブ配信技術などの進化によって、その瞬間、その場所に合わせた広告表現が求められるようになってきているといいます。 今回の共同開発には、アドビ株式会社の協力のもと、画像生成AIとしてAdobe Firefly ServicesのAPIを活用。このAPIを広告に活用したのは、今回が国内初(アドビ調べ)とのことです。

広告のしくみは、まず屋外ビジョンを含む風景を一定の間隔で撮影し、画像生成AIを利用して撮影した画像データの屋外ビジョン部分を、背景の空や風景になじむ色で塗りつぶします。さらにLIVE BOARDのライブ配信技術を用いて、AIが塗りつぶした色を屋外ビジョンにそのまま映し出すことで、まるで屋外ビジョン自体が周囲位の景観や背景の空の色に溶け込んでいるような表現が可能になります。

この方法のメリットとして、リアルタイムの撮影とAIの活用を組み合わせれば、時間帯や天候に合わせて背景の色とマッチした表示を行なえるという点があります。

LIVE BOARDが持つ屋外ビジョンのライブ配信技術と、電通・電通クリエーティブXの生成AI活用知見とを組み合わせたこの取り組み。リアルタイムに周囲の風景の色や明るさを取り入れた屋外ビジョン広告の例としては、例えば商品自体が空中に浮かんでいるように見えるビジュアルや、景観の中に溶け込んだような文字情報の表示といったものがありそうです。

さまざまな広告が世にあふれる中、今後は「風景に馴染む」広告も増えていくのかもしれません。さらなる広告表現の幅の広がりが期待できる事例でした。

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