カラクリ、OpenAI社開発の「GPT-3」を活用!チャットボットの「質問パターン自動生成」機能を提供開始 プレスリリース
- 「質問パターン自動生成」を動画でご覧いただけます
- 開発の背景
カラクリは、大企業向けに高精度なAIチャットボット「KARAKURI chatbot」を提供しております。大手企業は、複数のブランドや提携先、グループ企業などを抱え、利用者属性(年齢、性別、文化など)が多岐にわたります。チャットボットの回答精度が下がる要因の1つに、「ログインできない」「サインインできない」「パスワードがわからない」といった同一の意味に捉えてほしい異なる言い回しや、スペルミス、変換ミスなどに対応できないことが挙げられます。より正確な回答を行うため、Q&Aの学習におけるバリエーションも豊富でなくてはなりません。そこで、人間が好ましいと感じる出力を生成できるGPTモデルを連携し、チャットボットの学習データ(質問パターン)を自動生成できる機能を搭載しました。質問パターンを豊富に学習させることにより、「曖昧な表現」での対話でもスムーズに正確な回答が可能となります。
- 「質問パターン生成機能」について
大手企業満足度No.1の「KARAKURI chatbot」に、米国の人工知能研究機関であるOpenAIが提供している対話AIアルゴリズムを連携させることで、Q&Aの質問パターン案を自動で生成できるようになりました。
AIによる質問パターン生成により、以前は手作業によって行っていたチャットボット学習の作業が、ワンクリックで簡素化され、運用の負担も大幅に軽減されます。
- カラクリ株式会社 取締役CTO兼CPO 中山智文コメント
2022年末にOpenAIが提供する「ChatGPT」が話題になっているように、大規模言語モデルの可能性は更に拡がっています。しかし、ChatGPTやそのベースとなるGPT-3は優れた性能を持つ一方で、誤った内容を自然に返したり、レスポンスが遅いといった課題もあります。また、既存のOpenAI社のAPIは安定性に欠け、現時点ではエンタープライズを対象とした当社のサービスレベルには達していません。そこで、当社はエンドユーザーからのお問い合わせに対する回答ではなく、お客様が行うチャットボットAIのチューニング作業を、GPTを活用して効率化する方法を考案し、使いやすいデザインで実装しました。これにより、お客様の状況に合わせたチャットボットAIの育成が大幅に効率化されると考えております。これからも当社のビジョン「Friendly Technology」を実現するため、引き続き先進技術を多くのお客様に届けてまいります。
【プロフィール】
1992年生まれ。2016、東京大学大学院在学中に自身の研究分野である人工知能・データサイエンス技術の社会実装を進めるため、カラクリ株式会社を共同創業し、CTOに就任。主にエンタープライズのカスタマーサポート向けAIソリューション群をSaaSとして提供している。2021年博士(科学)を取得。
- 会社概要
カラクリは「カスタマーサポートをエンパワーメントする」をブランドパーパスに掲げ、AIテクノロジーを活用した事業を展開しています。高精度AIチャットボット「KARAKURI chatbot」の提供を中心に、メルカリ、SBI証券、セブン-イレブン・ジャパン、SmartHRなど各業界のトップランナーに選ばれつづけています。業界に先駆けて、「利用サービスに不満はあるが、問い合わせをしない」サイレントカスタマーの存在に着目し、EC利用者の困りごとを予測するシステムを開発。売上の機会損失を防ぎ、カスタマーサポートの事業貢献の可視化へ貢献しております。2018年のICCサミット「スタートアップ・カタパルト」に入賞、2020年には「Google for Startups Accelerator」・2022年『Google for Startups Growth Academy Tech 2022』に採択されました。
住所 : 〒104-0045 東京都中央区築地2-7-3 Camel 築地 II
設立 : 2016年10月3日
代表者 : 代表取締役CEO 小田 志門
事業内容 : カスタマーサポート特化型AI「KARAKURI」シリーズの開発・提供・運営など
URL : https://about.karakuri.ai/
配信元:
PR TIMES
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