“歩行者の名前”を映し出す横断歩道。思いやりの気持ちこそが交通事故を減らす。

Case: Human crossing

UAEで実施されたフォルクスワーゲンの素敵なCSRの取り組みをご紹介。

UAEでのすべての交通事故の内その20%もが、歩行者を巻き込むものでした。

このような社会問題に対してフォルクスワーゲンは、「相手のことを少しでも知っていれば、その人のことをより思いやれる」というインサイトを発見。これに基づきあるアイデアを開発しました。

それが“Human Crossing”という企画。

通学路を使う2,000人もの子どもに、オリジナルのRFIDを配布。これをカバンなどにつけてもらいました。

この特別な横断歩道はそのRFIDを検知し、上部のディスプレイに子どもの名前を映し出すという仕組み。止まれの文字のかわりに、それぞれの子どもの名前という文字(サイン)を掲示、表示したのです。

これにより、これまで歩行者を無視した運転を続けていたドライバーたちが横断歩道でしっかりと一時停止するようになったといいます。インサイトの発見が素晴らしいアンビエント広告でした。

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る